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大分は湘南に競り負ける、次節にも“最速”降格決定

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[9.21 J1第26節 大分1-2湘南 大銀ド]

 最下位大分トリニータと16位湘南ベルマーレの対戦は、アウェーの湘南が2-1で競り勝った。大分は敗れたことで浦和と引き分けた15位甲府との差が19に広がり、次節にもJ2降格が決定することになった。

 先制点が生まれたのは前半15分、CKの流れからFW大竹洋平のクロスがバーを叩く。だが跳ね返りに詰めたFW武富孝介がボレーで押し込み、湘南が先制に成功した。

 前半26分にはアクシデントも発生した。ゴール前に上がったクロスを防ぎに行った大分GK清水圭介とDF若狭大志が交錯。頭部を打った清水は血を流しながら倒れ込み、動けなくなった。代わってGK丹野研太が急きょ投入される事態となった。

 だがそんな中で大分も前半終了間際のアディショナルタイム3分、右サイドからのCKで、ショートコーナーの折り返しを受けたMF木村祐志がゴール方向に素早くクロスを入れる。ライン上でGK安藤駿介にぎりぎりセーブされるが、ゴール前にいたDF安川有が押し込み同点に追いついた。

 しかし非情な運命が大分にやってくる。後半9分、左サイドからのCKを獲得すると、大竹のキックがピンボールのようにつながり、ゴール正面にいた武富の下にこぼれる。武富の今季初の1試合2ゴール目が生まれ、大分に引導を渡した。

 この結果、勝ち点10のままの大分は次節にもJ2降格決定の可能性が出てきてしまった。対象となるのは15位甲府。15時キックオフのゲームで甲府が清水に勝利し、15時30分キックオフのゲームで大分が鹿島に敗れた場合のみ、大分のJ2降格が決定。7試合を残しての降格となれば、昨年の札幌に並ぶ史上最速タイ、9月28日での決定となれば、昨年の札幌の記録を1日更新する不名誉なものとなる。


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