beacon

巻、高原が初の2トップ先発の東京Vが森本初先発の千葉下す

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.23 J2第34節 東京V1-0千葉 駒沢]

 J2第34節2日目が23日に行われ、東京ヴェルディはホームでジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-0で勝利した。前半28分にFW小池純輝のミドルシュートで挙げた得点を最後まで守り抜いた。

 MF西紀寛とDF福井諒司を出場停止で欠く東京Vは、今季初めてFW巻誠一郎とFW高原直泰をスタメンから2トップで起用した。対する千葉も今夏J復帰を果たしたFW森本貴幸が出場4試合目して初先発。古巣との一戦に、FWケンペスと2トップを組んで出場した。

 両チームのFWに注目が集まる中で、最初にチャンスを迎えたのは森本だった。前半19分、DF米倉恒貴のクロスがゴール前の森本の頭にドンピシャで合うが、これは惜しくも枠上に外してしまった。

 試合が動いたのは前半28分。のMF小池純輝が右足を振り抜くと、ミドルシュートはクロスバーを叩くが、勢いのままゴール方向に跳ね、東京Vに先制点が生まれた。

 直後にもチャンスを作った東京Vは、カウンターから高原のヘッドの折り返しを巻が頭で押し込むが、これは巻のオフサイドを取られ、ゴールとはならなかった。

 試合は東京Vが1点リードのまま後半に突入。その東京Vは後半6分にMF中後雅喜に代えてMF安田晃大を投入。早い時間帯で動きを見せると、同12分にはFKから高原が決定機を迎えるが、叩きつけたヘディングシュートはワンバウンドして枠上に外れていった。

 千葉も後半18分にMF伊藤大介に代えてMF谷澤達也を投入。リズムに変化を与え、同点ゴールを奪いにいく。しかし、なかなかゴール前までも運ぶことが出来ない展開が続き、時間だけが刻々と過ぎていく。

 後半27分には東京Vは高原に代わってFW常盤聡を投入。対する千葉も同29分にMF田中佑昌に代えてFW深井正樹をピッチに送り込む同39分には千葉は最後のカードとしてMF佐藤勇人に代えてMF町田也真人を送り込んだ。

 だが試合はこのまま1-0で東京Vが逃げ切った。2戦ぶりの勝利で勝ち点を48に伸ばした東京V。順位は11位のままだが、PO圏内の千葉との勝ち点差は7になった。一方の千葉はここに来て痛い連敗となってしまった。

(取材・文 児玉幸洋)


▼関連リンク
J1第26節2日目/J2第34節LIVE速報

TOP