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[コマスポ]チーム一丸で掴んだ劇的勝利!!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第13節は22日、東海大学湘南校舎サッカー場で駒澤大VS東海大戦が行われた。東海大は、前期戦の没収試合の影響により最下位に沈み、とにかく勝ち点3を奪いたい。一方駒大も、前節のドローを払拭する勝利で昇格に向け前進したいところだ。試合は序盤から駒大が相手ゴールに迫るも決め手を欠き、なかなかゴールを奪えない。前半を0-0で折り返し迎えた後半、立ち上がりはボールをキープできず、何度もカウンターを受けペースをつかむことができないが、GK、DFの必死の守備で耐えた駒大は、徐々にチャンスをつくりだす。そして76分、途中出場の立石が頭で決め、これが決勝点となり、1-0で勝利した。

 立ち上がりから、ケガから先発に復帰したエースFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)や高さのあるFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)を中心とした前線の攻撃陣にボールを集め果敢にゴールに迫る。しかし、フィニッシュでの精彩を欠き一点が遠い。 序盤に先制点が欲しい駒大は山本の裏への抜け出しやMF平野篤志(2年=大宮ユース)のドリブルで相手DFの打破を図るも、激しいプレスとボールカットで流れを掴みきれない。その後、再三訪れるセットプレーのチャンスでも相手DFの体を張った守備によりゴールまで辿り着くことができない。再三のチャンスをものにできないまま0-0で前半を折り返す。

 ハーフタイムにFW小牧成亘(3年=ルーテル学院高)を投入し右サイドからの攻撃の活性化を狙うが、後半は序盤からペースを掴み切れず相手のシュートを受ける展開に。 ここで駒大にアクシデントが襲う。エース山本が相手キーパーとの接触で負傷退場。交代を余儀なくされる。気持ちを切り替え悪い流れを断ち切りたい駒大は、途中出場の小牧ががむしゃらにドリブルで相手ゴールまで迫り、このプレーが誘ったファールでFKを獲得。ここで、平野に代えてMF立石忠之(2年=海星高)の投入。得点このFKは押し込むことが出来なかったものの、徐々にペースを引き寄せる。そして76分、小牧がゴール前まで持ち込み、右サイドの碓井へパス。受けた碓井からの鋭いクロスを立石が頭で合わせ、豪快にネットへと突き刺さり、先制点を挙げる。その後、相手も猛攻を仕掛けるが、駒大DFがこの一点を守りきり試合が終了。途中出場の選手がしっかり役割を果たし、チームに勝利をもたらした。

 ゴール後、喜びを爆発させた選手が最初に向かった先は、応援席だった。「チームのために、そして負傷した山本のために。」と、ピッチに立つ選手だけでなく、ベンチ、応援席にいる全選手が一丸となって最後まで全力で戦った。立石のゴールも勝利もこの選手全員の熱い気持ちが引き寄せたものなのかもしれない。この「チーム力」は間違いなく今年の駒大の強さであり、後半戦躍進のカギとなることだろう。この勝利で首位との差も縮まったが後半戦は始まったばかりで、まだまだ油断は許されない。これからも勝ち点を着実に積み上げ首位にくらいついていけば、優勝・昇格も見えてくるだろう。

[写真]交代直後に決勝弾を決めた立石

(文 駒大スポーツ 高尾葉菜)
(写真 同 向江凌理 )

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