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過去にギュンドアン&エジルと合意していたレバークーゼン

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「勇気が足りなかった」と明かすホルツホイザー氏

 レバークーゼンのゼネラルマネジャー(GM)を15年間務めたヴォルフガング・ホルツホイザー氏(63)は、27日に同クラブでの最終日を迎えた。9月30日に引退する決意を5月に表明した同氏は、ドイツ『SID』で自身のキャリアを振り返り、過去にボルシア・ドルトムントMFイルカイ・ギュンドアンとアーセナルMFメスト・エジルの獲得で合意に至っていたことを明かしている。

 2008年、最終的には獲得を断念したホルツホイザー氏は、今でもその判断を後悔している様子だ。ギュンドアンの獲得については、次のように話している。

「彼が所属していたニュルンベルクとは合意していた。だが、アンドレ・シュールレの獲得が当初の予想以上の高額となった。それでギュンドアンに550万ユーロをかける勇気がなかった」

 また、シャルケでプレーしていたエジルの獲得においても、交渉は合意を達していたという。しかし、ギュンドアンとは違う理由で実現しなかったようだ。

「当時、シャルケでエジルを指導していたミルコ・スロムカ監督が、彼との契約交渉について苦言していた。メディアは、エジルのことをネガティブに報じていたんだ。私は、18歳で監督との関係で問題となりながら、何百万ユーロも要求していると言われる少年の獲得のため、550万ユーロを出すことを疑問に感じた」

「もう少し、どのような選手に成長するか様子を見ようと言ったよ。当然、この2件については、自分に勇気が足りなかったことが悔しいね」

 2006年にはFWステファン・キースリンクを獲得したレバークーゼン。ホルツホイザー氏は、昨季のブンデスリーガ得点王に輝いた同選手については正しい行動をとったとコメントしている。

「彼のような選手のために500万ユーロとは当時の感覚では大金だったね。内部の委員会には抵抗され、公にも批判されたが、私は彼の獲得を通したよ。その決断が最善だった。ステファンは当時、メディアでは『最も高いニュルンベルクの焼ソーセージ』とまで呼ばれていたが、同じメディアは今、彼を代表FWとして求めている。それには満足感を覚えるね」

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