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寿人、鳥栖沈める“衝撃的な”一撃!!2位・広島が2連勝!

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[9.28 J1第27節 鳥栖0-2広島 ベアスタ]

 最近6試合を5勝1分と好調のサガン鳥栖を寿人のスーパーゴールが沈めた。14位・鳥栖のホームに2位・サンフレッチェ広島が乗り込んだ一戦は、広島がFW佐藤寿人の先制ゴールなどによって2-0で勝利。逆転Vへ向けてアウェーで貴重な勝ち点3を獲得した。

 衝撃的な一撃が生まれたのは前半23分だった。広島は自陣右サイドで縦パスを受けたMF高萩洋次郎がハーフウェーライン手前から前線を走る佐藤の前方へクロスボールを放り込む。中央から左サイドへと遠ざかっていくボールに対して周囲を確認しながら走り寄った佐藤は、ダイレクトでの左足シュートを選択。PA左隅付近から放たれた豪快な一撃は鳥栖の名手、GK林彰洋の頭上を越えて逆サイドのゴールネットへと突き刺さった。

 相手の意表を突いて放ったエースの圧巻の一撃。佐藤の今季17得点目でリードを奪った広島は、その後もMFミキッチがドリブル突破からゴールヘ迫り、34分には右CKをファーサイドでコントロールしたDF水本裕貴が左足を振りぬく。今季先制した試合は13勝2分と圧倒的な強さを誇る広島が主導権を握って前半を終えた。

 鳥栖はMF野田隆之介のドリブル突破やFW豊田陽平の高さを活かした攻撃を見せながらも前半の終盤、中盤でプレスがかからず、サイドにボールを運ばれてはクロスやドリブルで仕掛られた。それでも尹晶煥監督から「やれるのに自分達でチャンスを潰してしまっている。お互い助けあっていこう」とアドバイスを受けた鳥栖は後半、猛反撃。17分にはPAで絶妙なコントロールをしたFW池田圭がDFを振りきって左足シュートを放った。

 この一撃はクロスバーを叩いたが、直後にもスペースへ飛び出したMF金井貢史が決定的な右足シュート。さらにDF金民友がドリブルでPAへ潜り込み、MF藤田直之のヘディングシュートなどで広島ゴールヘ波状攻撃を繰り出す。だがPAで必死に守る広島から同点ゴールを奪うことができない。

 逆に広島は後半40分、縦パスで抜け出したMF石原直樹が一気にPAへ侵入。対応した鳥栖DF菊地直哉がスライディングタックルを試みるが、これが石原の足にかかりPKを献上してしまう。鳥栖は菊地がレッドカードを提示されて退場した上にPKを交代出場のMF野津田岳人に左足でゴール右隅へ決められて0-2と突き放されてしまった。

 広島は試合終了間際、池田に決定的なヘディングシュートを許すも2試合連続無失点勝利。5戦連続未勝利から2連勝、この日引き分けた首位・横浜FMと勝ち点2差と再び勢いづいてきている。
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