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意地のぶつかり合い…残留争う湘南が逆転も、優勝争う浦和が土壇場で追いつく

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[9.28 J1第27節 湘南2-2浦和 BMWス]

 湘南ベルマーレ浦和レッズの一戦は2-2のドローに終わった。浦和は2戦連続ドロー。3試合勝利なしの浦和は、引き分けた首位横浜FMに詰め寄るチャンスを逃した。対する湘南は敗れた残留圏の15位甲府との差を5に詰めた。

 浦和は前半18分、左サイドからMF柏木陽介がCKを蹴ると、ニアで潰れたMF阿部勇樹が頭で当ててファーサイドに流す。これをDF槙野智章が豪快に蹴り込み、先制に成功した。

 だが15位甲府が敗れたことで、1つでも勝ち点を積み上げたい湘南にもようやく後半30分、ビッグチャンスが訪れる。FKのボールがゴール前の混戦でこぼれると、FWウェリントンがオーバーヘッドで折り返す。ハイキックでクリアに入ったDF森脇良太の足が、DF遠藤航の頭付近に入ってしまい、湘南にPKが宣告された。ウエリントンのPKはGK山岸範宏の手を弾いたが、勢いがわずかに勝り、左隅に収まった。

 これで勢いづいた湘南は後半36分、一気に試合をひっくり返す。右サイドからMF古林将太が素早いクロスを入れると、ゴール前に上がっていた遠藤がドンピシャで合わせる。GK山岸の指先をすり抜けると、湘南BMWスタジアムは大歓声に包まれた。

 だが浦和が最後の最後で意地を見せた。後半44分に湘南MF大竹洋平が退場し、数的優位になった直後の浦和のプレー。阿部の縦パスをMF関口訓充がフリック。FW興梠慎三がワンタッチで折り返し、柏木が最後流し込んだ。アディショナルタイムにも猛攻を続けた浦和だが勝ち越し点を奪うまでは至らず、2-2で勝ち点1を挙げるにとどまった。


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