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「良い所にこぼれ過ぎてビックリ」大島の恩返し弾で北九州が山形に勝利

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[9.29 J2第35節 山形0-1北九州 NDスタ]

 モンテディオ山形はホームでギラヴァンツ北九州に0-1で敗れた。9戦無敗(4勝5分)の山形を止めたのは、2001年から04年まで山形でもプレーしたFW大島秀夫だった。後半41分に恩返し弾を決めた大島は、「頑張っている姿を見せられて良かった」と目を細めた。

 序盤から山形が北九州を押し込む展開が続く。しかし、セットプレーからのMF堀之内聖のシュートを、北九州の守備陣がゴール前で体を張って得点を許さない。前半終了間際にも、セットプレーからDF西河翔吾がヘディングシュートを枠に飛ばしたが、ゴールライン上のMF小手川宏基にクリアーされて得点はできない。

 後半もFW中島裕希を中心に山形は圧力を掛けていく。しかし、北九州は耐え続けた。柱谷幸一監督は「山形は強かった。ほとんどうちは攻撃ができませんでしたが、守備が相手のパワーある長いボールに対応できました。セカンドボールをみんなが拾えたことが、失点ゼロという結果につながったと思います」と胸を張る。その言葉どおり、集中を切らすことなく、ボールにチャレンジし続けた北九州は最後までゴールを守り抜いた。

 そして、試合終了間際の後半41分、スローインからPA内にボールを入れた北九州は、MFロメロ・フランクがボールコントロールをミスしたところを逃さずに、MF森村昴太が思い切りよくシュートを放つ。これをGK常澤聡が弾いたところに、大島が詰めてゴールネットを揺らした。このゴールで北九州が1-0で勝利。大島は「本当に目の前にこぼれてきたので。良いところにこぼれ過ぎてビックリした。入って、その1点で勝てて良かった」と、古巣から挙げた決勝点を喜んだ。

 北九州は岡山、山形に連勝し、良い状態で福岡ダービーに臨めそうだ。一方、10戦ぶり黒星の山形は、次節・横浜FC戦で仕切り直しを計る。

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