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[MOM845]埼玉県DF東伸幸(浦和ユース1年)_「やられる気がしなかった」堅守で静岡完封!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.30 国体少年男子2回戦 埼玉県1-0静岡県 朝日サッカー場]

「最初からやられる気がしなかった」。埼玉県の185cmCB東伸幸(浦和ユース)は強敵・静岡県との戦いをそう振り返ったが、その言葉も納得の完封勝利。相手のFWにボールが収まった際と、守から攻への切り替え速い静岡の攻撃に怖さもあったが、「自分たちは守備がいいと言われている。GKから声をかけて中を閉めること徹底していた。裏のカバーとかまだ少しできていない部分もあるけれど、毎試合積んでいくことで良くなってきている」と手応えを口にする守りで東海ブロック予選2戦10発の静岡攻撃陣を完全に封じ込んだ。

 東は個人としても長身を活かしたヘッドや対人の部分でも安定した守り。立ち上がりビルドアップでやや慌ててしまい、リズムを崩したことを反省していたものの、「自分は失点をしないこと。あと個人的にはくさび、1対1で負けないこと。ディフェンス面でまず強さを発揮したい」という自分の持ち味を発揮してチームを完封発進させた。

 年代別の日本代表歴はないものの、高さもあり、楽しみな素材であることは間違いない。本人も「いろいろな人が見てくれていることを知っているので、絶対に優勝したいと思います」と誓う。まずは自信を持ってプレーし、自分の力を最大限発揮して無失点で終えること。「自信をもっと持ってやる。きょうも少しミスして最初とか少し単発になってしまって、流れの悪い時にミスが続いたりした。もっと自信を持ってやりたい」。攻撃面でも点に絡むことのできる高さをより発揮し、ビルドアップも安定させること。そして、本職の守りではこの日静岡攻撃陣を封じ込んだように、再び強豪のアタッカーたちをシャットアウトする。

(取材・文 吉田太郎)
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