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横浜FMが2試合連続のスコアレスドローで首位陥落

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[10.5 J1第28節 甲府0-0横浜FM 中銀スタ]

 首位の横浜F・マリノスは敵地で15位ヴァンフォーレ甲府と対戦し、0-0で引き分けた。2試合連続のスコアレスドローで勝ち点を53に積み上げたが、得失点差で広島に抜かれ、首位の座を明け渡した。次節19日はホームで広島との直接対決に臨む。

 試合前の時点で16位湘南に勝ち点4差まで詰め寄られ、J1残留のために勝って突き放したい甲府は立ち上がりから積極的に仕掛けた。前半1分、右後方からのFKにFWジウシーニョが頭で合わせるが、GKがセーブ。同16分にはMF柏好文の縦パスがこぼれたところをFWパトリックが左足で狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 甲府の堅い守りを攻めあぐねる横浜FM。FWマルキーニョスが負傷明けで2試合ぶりに先発し、日本代表MF齋藤学も出場停止明けで戻ってきたが、なかなかチャンスをつくれなかった。前半37分、MF中村俊輔が遠目から強引に左足でミドルシュート。これは大きく枠を外れたが、結局、前半のシュートはこの1本のみに終わった。

 次節、広島との直接対決へ、首位を守ってホームに戻りたい横浜FMは後半9分、左45度から中村がFKを狙うが、外側のサイドネット。それでも時間の経過とともに徐々に攻勢を強め、終盤は怒涛の猛攻に出た。後半32分、相手のバックパスを奪った齋藤が右サイドからゴール前にクロス。途中出場のFW藤田祥史が右足で合わせたが、DF青山直晃に厳しく寄せられ、シュートは決め切れなかった。

 後半35分にはDF小林祐三のロングフィードをDF栗原勇蔵が頭で落とし、FWマルキーニョスがシュート。しかし、これも至近距離でGK荻晃太のビッグセーブに遭い、こぼれ球に詰めたMF兵藤慎剛のシュートもゴール上に浮いてしまった。後半アディショナルタイムにも藤田のラストパスからマルキーニョスが決定機を迎えたが、シュートは荻が体を張ってセーブ。最後まで1点が遠く、スコアレスドローに終わった。

 終盤の猛攻に耐え抜いた甲府は首位相手に勝ち点1を獲得。3試合連続勝ちなし(2分1敗)となったが、連敗は免れ、残り6試合で降格圏となる16位湘南との勝ち点5差をキープした。


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