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連日の別メニュー調整…遠藤「ストップがかかった」

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 欧州遠征中の日本代表は9日、セルビア北部のノビサドで練習を行い、左足首捻挫のMF遠藤保仁(G大阪)は前日8日に続いて別メニューで調整した。

 前日の時点では翌9日の練習から「たぶん合流すると思う」と話していた遠藤だが、「スタッフからストップがかかった」と合流を見送った。「やろうと思えばやれた」とは言うが、「万全を期すということ」と大事を取った格好だ。

 練習会場のピッチコンディションが劣悪というのも理由だ。「グラウンドもあまりよくないし、足首を痛めている選手にはよくない」と説明。「痛みは100%消えてないけど、プレーにはそんなに影響がない。明日の状況を見て、リバウンドがなければ問題ないし、試合に向けてやっていきたい」と、あくまで11日のセルビア戦に向けて調整していくつもりだ。

 とはいえ、たとえ明日10日から練習に合流できたとしても、試合までの準備期間は限られている。親善試合で無理をする必要もなく、現実的には出場を回避する可能性が高い。

 疲労のため前日8日は静養に努めたMF長谷部誠はこの日から練習に復帰しており、ボランチにはMF細貝萌、MF山口螢もいる。「ハジ(細貝)も最近調子がいいし、(山口)螢もJで常に結果を出している選手。問題ないと思う」。チームメイトを信頼する遠藤は「(細貝や山口が試合に出ることで)新たな面も出ると思うし、それをチームとしてプラスにしていければ」と期待していた。

(取材・文 西山紘平)

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