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代表定着目指す森重「3バックがチャンスのつかみどころ」

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 7月の東アジア杯以降、日本代表に招集され続けているDF森重真人(F東京)は着々と代表における地位を築きつつある。9月6日のグアテマラ戦(3-0)にもフル出場し、同10日のガーナ戦(3-1)は途中出場。4バック、3バック両方に臨機応変に対応し、その柔軟性をアピールしてきた。

「今回、選ばれたことはよかったと思っているけど、これが終われば、次に呼ばれるまでがまた勝負になる」。一回一回の合宿、1試合1試合が代表定着へのアピールの場になる。現状はDF今野泰幸、DF吉田麻也に次ぐ3番手のCB。それでも十分にブラジルW杯メンバー入りに近づくが、控えという立場に満足するわけにはいかない。

「常に試合に出たいと思いながらやっていきたい。代表に長くいればいるほど、ベンチでもいいかなとなってしまう。東アジア杯のころのようなギラギラした感じを持っていないといけないと思っている」

 グアテマラ戦は後半30分から3-4-3にシステムを変更し、森重は3バックの中央を務めた。ガーナ戦は森重が入った後半34分から3-4-3に変更。今度は3バックの右に入った。今合宿も練習からたびたび3-4-3の確認を行っており、実戦でも3-4-3をテストする可能性は高い。

「そこ(3バック)が自分のチャンスのつかみどころだと思っている」。2つのシステムの併用は、大分時代を含め、クラブでも3バックの経験値が高い森重にとって、さらに存在感を高めるチャンスになる。先発でも途中出場でも、4バックでも3バックでも、与えられた時間と場所でアピールするだけ。「チャンスがあれば結果を残したい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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