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カントナ氏:「フランスにはサッカー文化がない」

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母国の文化に厳しい発言

 元フランス代表のエリック・カントナ氏は、母国フランスにはサッカー文化、サッカーへの情熱がないと話している。

 パリ・サンジェルマンにモナコと、国外からの投資で豊富な資金力を武器とする2クラブが勢いを強めているフランスサッカー界。だが、カントナ氏はフランス『レキップ』で、次のように話している。

「リオデジャネイロやロンドンには6クラブある。ローマやバルセロナ、ミラノ、マドリッド、ブエノスアイレス、マンチェスター、イスタンブールなど、大きな街には少なくとも2クラブがある。だが、フランスではパリに2つのビッグクラブを持つことができなかった」

「パリだけじゃない。フランスだけは、一つの街に複数のトップクラブを持つことができていないんだ。トップリーグの話をしているんだよ。フランスにはサッカー文化がなく、サッカーへの情熱がない。これが今の状況だ。これから変わるかもしれないがね」

 また、カントナ氏はチケット料金の改定が、サッカー人気につながるとの見解を示している。

「フランスはサッカーを愛しているじゃないかって? そうだね。だが、上も何かできたはずだ。大金で放映権を売っているなら、クラブに対して、一部の席を手にしやすい金額にするように求めるべきだ。貧困層や中流階級の人たちのためにね」
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