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9試合ぶりの無得点…日本はアウェーでセルビアに0-2敗戦

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[10.11 国際親善試合 セルビア2-0日本 ノビサド]

 日本代表は11日、セルビア北部ノビサドのカラジョルジェスタジアムでセルビア代表と対戦し、0-2で敗れた。後半14分に先制点を許すと、その後の反撃も空転。後半アディショナルタイムには追加点を決められ、攻撃陣も6月15日のコンフェデレーションズ杯・ブラジル戦(0-3)以来、9試合ぶりの無得点に終わった。日本は明日12日にベラルーシへ移動し、15日にベラルーシ代表と対戦する。

 日本は左足首捻挫のため9日まで別メニューで調整していたMF遠藤保仁が先発出場。FW岡崎慎司も2試合ぶりに先発し、現状のベストメンバーで臨んだ。
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 セルビアはこの試合が代表の引退試合となるMFデヤン・スタンコビッチが先発でピッチに立った。セルビアの選手たちは「103」という数字が書かれたTシャツを着て入場。日本戦で国際Aマッチ通算103試合出場となり、セルビア代表の歴代最多記録を塗り替えたスタンコビッチをチームメイト、観客全員で祝福した。試合前に行われたセレモニーでは、ラツィオ、インテル時代に師弟関係だったアルベルト・ザッケローニ監督が日本代表のユニフォームを記念品として贈呈。セルビア、日本の選手全員で記念撮影を行い、昨季までインテルでチームメイトDF長友佑都は隣で肩を組んで写真におさまった。

 開始10分はスタンコビッチのための時間だった。引退試合らしく、のどかな雰囲気に包まれたピッチ。両チームともに激しい競り合いを控え、静かにボールをつなぎ、セルビアの英雄のためにサッカーをした。そして前半9分を過ぎたあたりで主審が笛を吹き、ゲームは中断。観客の声援に両手を上げて応えるスタンコビッチは日本とセルビアの選手がつくった花道を歩き、観衆のスタンディングオベーションの中、ピッチをあとにした。

 スタンコビッチはDFブラニスラフ・イバノビッチの腕にキャプテンマークを巻き、MFイバン・ラドバノビッチと交代。前半14分にそのラドバノビッチが左足ミドルでこの試合のファーストシュートを放ち、あらためて試合が“キックオフ”した。

 セルビアは前半24分、FWドゥシャン・タディッチがDFラインの裏を狙ったロングボールを入れると、DF吉田麻也がクリアし切れず、こぼれ球をFWフィリップ・ジョルジェビッチが拾ってクロス。FWゾラン・トシッチが左足ボレーで合わせたが、DF内田篤人が体を張ってブロックした。

 なかなか攻撃の形をつくれない日本は前半30分、中央からFW香川真司の縦パスをMF本田圭佑が落とし、MF長谷部誠がワンタッチでゴール前にスルーパス。香川がPA内に走り込んだが、シュートは至近距離でGKのセーブに阻まれた。引退試合特有の雰囲気もあり、リズムに乗り切れなかったが、前半の終盤にはボールがつながる時間も増え、前半45分には本田の直接FKが枠を捉えるなど見せ場をつくった。

 0-0で折り返した後半の立ち上がりは日本のペースで進んでいた。後半9分にFW柿谷曜一朗がシュートを狙うと、同10分には本田の右クロスに岡崎がヘディングで合わせた。同12分、オーバーラップしてきた内田が右サイドから中央に戻し、走り込んだ遠藤が右足でミドルシュート。しかし、いい時間帯に決め切れずにいると、後半14分、セルビアにワンチャンスを生かされた。ドリブルでPA内に切れ込んだMFドゥシャン・バスタがシュート性のクロス。タディッチがワントラップから右足で豪快にゴールネットを揺らした。

 1点を追う展開となった日本は後半22分、長谷部に代えてMF細貝萌を投入し、最初のカードを切る。さらに23分、柿谷に代わってFW清武弘嗣がピッチへ。清武は2列目の右サイドに入り、岡崎が1トップにポジションを上げた。同点ゴールを目指して徐々に押し込んでいく日本だが、守備を固めるセルビアを攻めあぐね、なかなか決定機をつくれなかった。

 後半41分、香川に代えてFW乾貴士を投入し、同43分に乾が左45度から右足ミドルを狙うも枠外。同44分には岡崎に代わってFWハーフナー・マイクが入ったが、1点が遠い。後半アディショナルタイムにはカウンターから左サイドを突破され、FWシュチェポビッチの折り返しからMFヨイッチがダメ押しの2点目。そのまま試合は終了し、欧州遠征1戦目は0-2の零封負けに終わった。

(取材・文 西山紘平)

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