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2失点を悔やむ麻也「守備はこれからもずっと課題」

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[10.11 国際親善試合 セルビア2-0日本 ノビサド]

 痛恨の失点だった。0-0で折り返した後半立ち上がりは日本のペース。いい時間帯に点を取れず、やられそうな雰囲気がない中で簡単に失点する“悪癖”がまたも顔を出した。「全体的に悪くないのにやられるというのは細かいところの詰めの甘さ。そこを突きつめていかないといけない」。DF吉田麻也(サウサンプトン)は自戒を込めて言った。

 後半14分の失点シーンはセットプレーの流れから。ゴール前への単純なクロスを警戒し、最終ラインが下がったところでサイドからつながれ、スペースを突かれた。「トリッキーなFKでラインが下がって、そのままずっとボックス内に残ってしまった。ラインが下がることでギャップができてしまった」と悔やんだ。

「少ないピンチが失点に直結している」。決定力の差と言えばそれまでだが、9月のグアテマラ戦(3-0)、ガーナ戦(3-1)でつかみつつあった守備の手応えは、アウェーの地で打ち砕かれた。「今までも守備が課題とずっと言われてきたし、これからもずっと課題だと思う。失点を減らすことを考えないと、2点取られて3点取り返すのは難しい」と、DFリーダーとしての責任を痛感していた。

(取材・文 西山紘平)

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