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5戦連続ノーゴール…柿谷「ゼロ得点、それだけ」

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[10.15 国際親善試合 日本0-1ベラルーシ ジョジナ]

 1トップの役目を果たせなかった。11日のセルビア戦(0-2)に続いて1トップで先発したFW柿谷曜一朗(C大阪)は無得点。華々しい代表デビューを飾った東アジア杯以降、日本代表に定着した背番号11が苦しんでいる。

 チャンスはあった。前半13分、敵陣内で相手のパスミスを奪い、そのままゴール前に持ち込む。GKと1対1の決定機だったが、左足のシュートはGKの好セーブに阻まれた。「チャンスに決めていれば違った? そのとおりだと思う。自分のところで決められるチャンスもあった」と唇をかむ。

「2試合連続でゼロ得点だったので、それだけだと思う」。セルビア、ベラルーシに2試合連続の零封負け。欧州の屈強な守備陣を前にほとんどチャンスもつくれなかった。「相手どうこうより個人的な技術のところ。入らないときは入らない。決められるようにがんばるだけ」。海外組も含めたフルメンバーでの代表戦はこれで5試合連続ノーゴール。この日は後半立ち上がり早々の6分にベンチへ下がった。

「勝たないと意味がない。いいところも悪いところもあるけど、勝てるようにみんなで直していければ」。11月の欧州遠征ではさらなる強国と対戦する。世界を相手にもがく23歳のストライカー。この壁を乗り越えたとき、日本代表に真の意味でエースが誕生する。

(取材・文 西山紘平)

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