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スコラーリ、D・コスタのスペイン代表入りに反対

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「彼は私の45人のリストの一人」

 ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督が、アトレティコ・マドリーFWジエゴ・コスタのスペイン代表入りに反対の姿勢を示した。

 ブラジルとスペイン、双方の国籍を持つD・コスタは、スペインでのプレーを希望したが、手続きの関係で10月の代表戦には招集されていない。スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、D・コスタの加入を歓迎。一方、スペインでプレーするブラジル代表DFダニエウ・アウベスは、D・コスタに再考をうながしている。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)のマルコ・ポロ・デル・ネロ副会長は先日、「我々は何かを言える立場にはない」と話している。だが、スコラーリ監督は2-0と勝利した15日の国際親善試合ザンビア戦の試合後、会見で次のように語った。

「CBFは、D・コスタを招集するとは言っていない。彼は私の45名のリストの一人だから、スペインに加わることは許されないと言ったんだ。メールで考えを聞かれ、自分の考えを伝えた。私はまだブラジルの監督だから、自分の考えを言うことができる。法に背くことはできないが、私の評価基準において、彼は我々のチームの一員だ。最終的に招集リストに入るかどうかは別にしてね」

 さらに、報道陣からD・コスタのスペイン代表入りに反対の立場かと直接聞かれると、スコラーリ監督は「イエス」と答えている。

 一方で、これまで招集されていない選手たちについて、スコラーリ監督はこう述べている。

「まだ本大会については完全に決めていない。すでに言ったように、そのときまでは、いろいろなことが起こり得る。たとえ今日、何かを決めても、それを明日変更しないとは限らないんだ。様子を見なければいけない」

 また、スコラーリ監督はFWネイマールに対し、次のように賛辞を送った。

「ネイマールのような選手がチームにいると、非常に簡単だ。彼はとても献身的だよ。サッカーを愛し、素晴らしいパーソナリティーを持っている。ピッチの内外で非常に良い振る舞いをしているよ。彼のような選手がいるのは、本当に良いことなんだ」

「彼は主役であり、同時に主役ではない。スターのように振る舞ってはいないんだ。実際の彼は、多くの人が考えるのとはまったく違うんだよ。私は彼がこのまま続けることを願っている。代表のためにも、バルセロナのためにもね。それは我々にとって素晴らしいことだからだ」

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