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[早スポ]早稲田大、順天堂大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 10月22日 東京・国士舘大学鶴川キャンパスサッカー場

早稲田大2-2順天堂大

以下、試合後のコメント
●MF中田航平主将(4年=横浜FMユース)
―きょうの試合は2点のリードを追い付かれての引き分けとなりました。振り返って
「筑波大戦を振り返った時にラインや守備の位置がすごい後ろからだったので、この1週間は前からというのを意識しました。それを積み重ねてきた結果、前半は守備の切り替えの早さが上手くはまって2点とれたんですけど、後半では筑波大戦のように前からいけなくて、全体としてプレッシャーが下がってしまって、それで押し込まれて相手の時間が長いところで2失点してしまって。自分たちの強みを振り返った時に前からいかなきゃ結果は出ないということが前半と後半を見れば分かると思うので、もう1回そこをやらなきゃいけないなと思います」

―前半はワセダペースで2得点を奪えましたが、いかがでしたか
「2点とれたのは良かったんですけど、3点だったり4点とれるチャンスはあったので、もっと上手くやって出来るだけリードすれば、相手の戦う意欲も少し落ちますから、もっととれるところはとっていかないとというのが正直な感想ですし、相手が強くなったらチャンスもそんなに無いと思うので、全てのチャンスで決めるくらいチームの攻撃力を上げてかなければならないと思います」

―後半は相手のフォーメーション変更から流れが代わり、パスを回される時間が続きましたが、いかがでしたか
「相手が4-1-4-1になって中盤の2シャドーの所に僕と希(MF池西、4年=浦和レッズユース)がついて、1トップにセンターバック2人がついて、アンカーが余ってしまう形になって、上手くボールを拾われる状況が続いて…。やっぱり相手のフォーメーション関係なく、予測や後ろからの声の促しによってもっと前からっていうことは出来たと思うので、チームとして相手の変化に対応しなければこの先も勝てないですし、対応力というのがまだまだ弱いなと思いました」

―相手の時間帯に守り切れないというのが続いていますが、いかがですか
「相手が攻めてきた所で押し込まれて下がった後に取りにいくからこそ自分たちに隙が出来てしまうので、どこでボールを奪うのか、いくべき所といかない所や力の使い所がまだまだ個人の能力として低いと思います。なのでチームとしていく所はいく、いかない所はいかないというのをもっとはっきりしてやらないと押し込まれた中で少しのズレで失点してしまいますから、もっと能力を高めなきゃいけないなと思います」

―リーグ戦としては残り5試合となりました
「優勝の確率は本当に低くなった中で、でもまだ可能性は0ではないので、そこに向かって自分たちは5連勝したら何が起こるか分からないですし、まずは次の慶大戦で勝たなきゃ意味がないので、次の試合だけを見て、まず勝利で勝ち点3を目指してやっていきたいです」

―次の慶大戦は中田主将にとって最後の早慶戦となりますが、それに向けて
「慶大もリーグ戦ですごい苦しい状況だと思いますけど、徐々に自分たちの力を取り戻しつつある中で、自分たちは前期や早慶サッカーで戦った強さが無いというのが逆に危ないと思うので、残り数日の中でどれだけ自分たちを高められるかが勝てるかどうかにかかってくると思いますし、やっぱり慶大にはなんとしても、どんな試合であっても勝たなきゃいけないのが自分たちの責任ですから、いままでと何も変わらないですけど、いつも以上に気合いを入れてやりたいです」

●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―「2-0は危険なスコア」という格言をそのまま表すかのような試合になってしまいました
「前半は良い形でやれていたと思います。ただ後半は立ち上がりから前半と同じようなサッカーができずに相手に主導権を握られて、タッチが細かくてうまい選手が何人かいて良いようにやられてしまって、結果的に2失点に繋がってしまいました。自分たちも守備のレベルをあげないといけないと思いますし、攻撃のアイデアという点では相手に見習う点もありました。引き分けという結果は本当に残念ですけど、切り替えてやっていくしかないと思います」

―主導権を握られてしまった要因はどのように考えていますか
「サイドにボールが寄ったときに相手が3人、4人とボールに絡んでくる中で、良い距離感でテクニックのある選手に細かく繋がれて、ボールの取りどころが中途半端になってしまったのが原因だと思います。あのようなスタイルのチームは自分たちのリズムでボールに触れて、ポゼッションができると乗ってきます。そういう相手に対して全て100パーセントの力でいくのではなく、逆にチームとして狙い所を定めて奪おうとする工夫が足りなかったと感じています」

―2つの失点シーンをそれぞれ振り返って
「まだ分析したビデオを見ないと分からないところもありますが、1失点目は逆サイドの自分がもっと良いポジションを取っていれば問題はなかったかもしれないですけど、同サイドであんな簡単にやられてしまったのは課題です。行くところと行かないところの判断だったり、やらなきゃいけないプレーとやってはいけないプレーの判断を間違えてしまった結果、本当にもったいない失点をしてしまいました。2失点目も中盤のパスワークで崩されて良い形でシュートを打たれて、自分もこぼれ球の部分は意識していたんですけど、相手の11番(原田開)のほうが一枚上手で。昨季は最後の最後のところで守れていたんですけど、今季はちょっとしたチャンスでやられてしまう印象があって悔しいですね」

―攻撃面では3点目を取りきれなかったのも課題の一つにはなると思いますが
「前半のあれぐらいのパフォーマンスしか出せていなかった相手に対して、結局のところ1点目はオウンゴールですし、2点目は洋史(MF近藤、3年=名古屋U18)の個人技でのゴールです。その他に良い形ができていたかと言われればそうではないと思います。相手のウィングのポジションにいた二人が前線に残っていて、サイドで数的有利を作れるのにそれでも中央ばかりを使おうとしてしまっていて。攻撃のところでボール保持者が自分のやりたいようなプレーだけではなくて、相手のポジションとか相手の状況に合わせたようなパスやドリブルを選択していれば、数的有利も生まれてもっとチャンスも作れたと思います。特に自分と洋史のサイドは、もう一つ洋史にボールが入っていれば2対1の数的有利で崩せそうな場面も多くありました。早い段階で1点、2点、3点と決めていければ相手のリズムも崩れていくと思うので、当然ディフェンスの課題は重く受け止めないといけないですけど、やはり攻守両面で質を上げていかないといけないと強く感じています」

―きょうの試合で首位専大とは残り5試合で勝ち点10差。3位筑波大もすぐ後ろに迫っています。現実的に非常に厳しい状況に追い込まれた中、「優勝」に向けてぶれずに戦っていく意識でしょうか
「凄く状況は厳しいですけど、残り5試合全て勝つという目標はチームとしてしっかりと掲げています。優勝はどうこうというよりも、勝利を信じて応援してくれる人たちのためにも目の前の試合に勝ちたいという思いがあります。下を向かずに前だけを向いてやっていくしかないと思うので、次からとにかく5連勝を達成できるように準備していきたいです」

―5連勝を達成するために、最初に立ちはだかるのは慶大です。意気込みをお願いします
「昨季も全勝してますし、今季もいまのところ全勝です。2年続けて全て勝てたと言えるように、しっかり良いトレーニングをして絶対に勝ちたいと思います」

●MF池西希(4年=浦和ユース)
―きょうの試合を振り返って
「きょうは勝てた試合で勝てなかったので最悪です」

―前半の方はボールが落ち着かない時間帯が続いたがいかがでしたか
「落ち着かないなかでもしっかり自分たちらしく戦ってたのでよかったと思いますし、後半しっかり相手に向かっていけなかったのが敗因だと思うので、そういう意味では前半しっかり戦えたのはよかったです」

―良い時間帯で2点奪いましたが振り返って
「しっかりと自分たちらしい早い攻撃でスムーズに攻めて2点取れたので評価できますし、次の慶大戦でも実践できるようにトレーニングしていきたいです」

―後半相手が4-1-4-1に変えてきてからボールが奪えなくなりましたが守備面での課題は
「そういうのは分かってたんですけど、それに自分たちが個人としてもチームとしても対応できなくなって下がってしまって、そこから切り替えが悪くなり攻撃でも前にいけず押し込まれたのが失点の原因だと思います」

―後期は後半に押し込まれ失点するシーンが増えていますが改善点は何だと思いますか
「大きな原因は無いと思うんですけど、相手が後半にパワー出してきたときにプレスが上手くはまらずどうしても押し込まれてしまうのが原因かなと思います。まあ自分たちも前半やられたあとの後半の強さというのはあるんですけど、相手が逆の状態で攻勢を強めてきたときに自分たちがチームとして統一した対処をできればなとは思います」

―次節は累積で出場停止ですがチームメートに対してどういったメッセージを伝えていきたいですか
「出れなくてもチームの一員であるのは変わらないですし、来週慶大に勝てるようにチームに対してやれることを練習から出していくだけです。チームが勝てればそれでいいので。個人的には試合に出れないというのは、自分のコンディションを上げれるということなので、それはもうプラスにとらえてやっていきたいです。イエローもらうってことはチームに迷惑かけてるってことですけど、次の試合でしっかり結果が残せるように調整するだけです」

●MF近藤洋史(3年=名古屋U18)
―今節の相手は順大でしたが、ハードワークが武器のワセダが押されているような印象がありました
「スカウティング通り前に蹴ってきてセカンドボールをいくって言う感じでしたが、前半はうまくいけたのですが、後半相手のポジションチェンジもあり少し間を突いてくるようなサッカーを相手がしてきた時に、こっちとして全然対応できなくなってしまったところが追いつかれてしまった原因だと思います」

―自陣でのプレーを強いられる時間帯が続いたと思います
「後半ずっと押し込まれている中でやっている選手たちがそういう状況でどういうプレーをしたらいいのかとか、どう相手の勢いから自分たちのペースに戻すのかといった自立した自分の意志というのが中で弱くて、相手に押し込まれてずっとそのペースになってしまったので、そこはもっと中で変えていかなければいけないと思います」

―前半の得点については理想的な形だったのでしょうか
「あの形は自分がずっと練習してきた形だったので、それを試合の場で出せたということは自分にとってもすごく大きなことで、本当に練習すれば試合できょうみたいにああいうシュートが出せると思うので、これからももっともっと練習して、ああいう形で決められるように頑張っていきたいです」

―後半2失点となった原因は
「前半は相手がドタバタしていて、相手のボールになっても前に簡単に蹴ってきたのであまりこっちの脅威になることはありませんでしたが、後半からはボールを落ち着かせられる天野選手がサイドから真ん中に入ってきて、そこでボールも収まるのでチームとして相手のCBや奪った後に前半では慌てて蹴っていたところを少し落ち着いて間を見ながらつないできたということが後半からの相手の変化で、それに対してワセダはうまく対応できなかったというところだと思います」

―今節から見えたチームの課題は相手への対応という部分でしょうか
「簡単に蹴ってくる相手に対して守るのはすごく簡単なんですけど、間を突いてきたりとか空いているスペースを見ているを見てくる相手に対して自分たちはどこを守らなきゃいけないのか、今自分がボールに行った方がいいのかそれとも引いたほうがいいのか、個人の判断ですがもっと周りを見ていくとかそういう判断の能力がトレーニングしているところですがまだまだ試合で通用するレベルではないなと思いました」
―総理大臣杯から無失点で抑える試合が無いことについて
「チームとして守るということもですが個人としても守れないなというのが強く感じています。危機察知や個人の守備能力という部分をもっともっと上げていかないと、関東リーグも質の高い攻撃をしてくる相手ばかりなので、結局そこができてないから守れないんだと思っています」

―失点を止められない現状では、得点力を上げていかなければいけないというところでしょうか
「きょうも自分が点を取れたということもありますが、自分は守備もやりますが攻撃のところに強みを出していかないといけないと思っているので、きょうのようにどんどん仕掛けていって得点だったりアシストだったりをできるようにしていきたいと思います」

―今節引き分けたことで首位の専大との差がさらに開きました
「優勝するためには勝つしかないですし、勝てないというのは今の自分たちの実力ですし、今節の結果で折れること無くトレーニングから見つめ直して個人で高めていって、まずは次の試合を勝てるように頑張っていきたいです」

―次節も含め、リーグは残り5試合となりました。意気込みをお願いします
「もう残り全て勝つことしか優勝の望みは残されていないと思いますし、自分自身も残り5試合やる中でもっともっと成長していきたいと思っているので、まずは次節の慶大戦に絶対勝って、チームとしても勢いに乗れるように、自分自身も高めていきたいと思っています」

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