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城西国際大、中央学院大戦後の監督・選手コメント

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[10.27 千葉県大学サッカー1部秋期リーグ第2節 中央学院大0-1城西国際大 中央学院大G]

 城西国際大は27日、平成25年度千葉県大学サッカーリーグ1部第2節の中央学院大戦を行い、1-0で勝利した。

以下、試合後の城西国際大・小山監督、選手コメント

小山哲司監督
「やっとサッカーらしいサッカーが出来ました。こういう緊張した状態で勝ちきれたのは大きいです」

―今日は重行拓也選手が怪我で欠場。もともとFWの寺田大輝選手をCBで起用し、さらに前半早々にDF廣瀬智行選手も負傷で交代となってしまいました。
「寺田とは3週間前くらいに話し合いをしました。『CBもやってみないか』と。ゲーム中の負傷に関しては、常に何があるか分からないと思って試合に臨んでいます」

「中央学院大と試合は、いつも何か起こる。春の対戦では大勝。総理大臣杯の予選では退場者も1人出して、1-4で敗けた。今日の試合でも相手の4年生が最後ということですごく気持ちも入っていた。でもそんな試合を0で抑えて勝てたのは良かったと思います」

―改めて秋のリーグ戦全勝の中央学院を無失点に抑えたDF陣について。
「DFラインももちろん良かったけど、この試合は中盤の選手のディフェンスが良かった。FWも含めチーム全体でDF出来ていたし、いいサッカーが出来たと思います。こういうサッカーをしていれば先に繋がると思います」

―一方で1得点だった攻撃陣の評価について。
「チャンスは何回かあったけど、なかなか簡単にはいきません。チャンスを全部決めれたらそんな楽なことはない。欲を言えば、GKと1対1の場面もあったし、ゴール前でトラップミスでチャンスをつぶした場面もあったので、そこで取れていればもっと楽だったかもしれません」

―こういう試合はセットプレーの重要性も高まる。
「そうですね。ただ今日は両CBが変わったので大変だったというのもありました。でももう少しセットプレーでという思いはもちろんあります」

●DF寺田大輝(2年=浜松開誠館高)
「3週間前の紅白戦からCBでプレーしています。監督にはこの先のことも考えてチャレンジしてみろと言われました。高校時代も含めてCBの経験はほぼなかったのですが、思い切ってやったらすんなり入れました」

―前半早々に相方の廣瀬選手も負傷交代してしまいました。試合を振り返ってください。
「相手のホームで応援もあって、試合としては難しかったです。アクシデントもありましたが、落ち着いてポジティブにプレーしようと思っていました。前半は戦術通りに進められたと思います。後半は守備の時間が多くなって、中盤で回されてしまい苦しかったのですが、そこは声を出して、集中して守りきろうとしました。失点しなければこの試合は勝てると思って集中して臨んでいました。結果として無失点で終われましたし、そこは自信につながると思います」

―セットプレーでは中でうまく競り勝っていました。
「前半、後半ともにチャンスは作れたと思います。ただ形は良かったのですが、この試合に関しては自分が折り返したあとの2つ目の意識が全体的に低かったのかなと思います。そこはチームの反省点として次につなげたいです」

―昨年からのチームの成長度はどのように感じていますか?
「1人1人の自信はついてきていると思います。雰囲気もいいですし、みんな声を掛け合って出来ています。このまましっかりやれば勝てるチームになると思います。気を抜かず、しっかり練習から取り組んでいきたいです」

●FW米澤康太(2年=都城工高)
―残念ながら連続ゴールがストップしてしまいました。
「個人としては持ち味が出せなかったと思います。裏への仕掛けが全然できなかった。でもチームとして勝てたので良かったです」

―相手も気持ちが入っていました。
「繋いでくるチームなので、前から行かないと思っていたのですが、危ない場面を作られてしまいました」

―その中で少ないチャンスを確実にものにした。
「得点を取る機会はほかにもありましたが、サッカーなのでミスもある。それより失点0で勝てたことが来週の試合にもつながると思います。練習から頑張って、得点力を上げられるようにしていきたいと思います」

―セットプレーでもチャンスもありました。
「そうですね。セットプレーで点が取れていたら大きく違ったと思いますし、もっと貪欲にいかないといけないと思っています」

―CBが早々に交代するアクシデントもありました。
「逆に前から守備に行こうという意識は高まりました。ボランチも含め前からしっかりディフェンスできた。守備に関しては良かったと思います」

―米澤選手には監督も高いプレーを求めています。
「自分は疲れたときに簡単なミスをしてしまう。練習でも疲れたときにこそしっかりプレーをすることを意識しています。でも今回もまだ甘いと感じたので、もっと質を上げられるようにしたいと思っています」

―残り1試合になりました。
「とりあえず勝つことが大事だと思っています。1人1人が全力を尽くして、勝つことが出来ればいいと思います」

●MF田中崚平(1年=広島皆実高)
―ボランチとしてこの試合、どんなことを心がけていましたか?
「今日は4-3-3で始めて、自分はアンカーでの出場になりました。DFラインとの連携も大事でしたが、まずは真ん中を閉めることを心がけました。相手はドリブルで真ん中を崩すのが巧いので、そこを意識してプレーしていました。後ろから回して攻めてくるので、前線からプレッシャーをかけていこうと話していました」

中央学院大を相手に完封勝利。
「チームとしてあれだけ前から来られたチームに勝てたのは大きいですね。今日に関しては気持ちを出して戦えたのかなと思います」

―あと1試合を残すのみになりました。
「しっかり勝って、来年につなげたいと思います」

●DF中原翔矢(1年=広島ユース)
―前半9分に出場機会が巡ってきました。
「準備は常にしていました。呼ばれたときは焦ることなく、落ち着いて入れたかなと思います。今日初めて(寺田選手とは)CBでコンビを組んだのですが、練習からプレースタイルは見ていましたし、自分がSBに入って一緒に練習もしていました」

―CBでの出場について。
「自分はもともと左SBなのですが、CBはIリーグでは何度かやっていました。だから気負うことなくいつも通りやろうと心がけていました」

―監督もDFラインは常に気にかけておられました。
「中央学院大もいいチームなので、その中でみんなで声を掛け合ってやっていました。個人的にはボールに寄せたときに離れないようにだとかを意識していました」

―リーグ戦もあと1試合。
「変わることなく、いつも通り準備して、いつも通りやることをやるだけだと思っています。自分たちに無駄な試合はありません。これからのチームだと思っているので、1つ1つ大事に戦っていきたいと思います」

●MF加藤潤也(1年=米子北高)
―得点の場面はうまく相手のミスを突けた。
「いつも狙っているプレーです。春に総理大臣杯予選で戦った時にも同じような(相手のパスミスを奪う)プレーで僕が点を取った。その試合は先制点の直後に退場者を出してしまってそのあと4点取られてしまいましたが、きょうはうまく守れたと思います」

―でも春のリーグ戦では7得点を奪い大勝しています。
「その時はいろいろ綺麗にはまりました。あちらもアウェーだったのでやり辛さもあったと思います」

―欲を言えば追加点が欲しかった。こういう試合ではセットプレーがより重要になると感じました。
「セットプレーで取れればゲームを楽に進めることが出来ると思います。中の選手は強いので、いいボールが上がれば、決められると思っています」

―CBがいつもと違ったり、システムも違いました。
「そんなに違和感は感じませんでした。このチームは誰が出ても大丈夫だと思っています」

―ラスト1試合になりました。
「最後なので、勝って終わりたいです」

(取材・文 児玉幸洋)

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