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「最高のシチュエーション」もドロー…神戸は昇格まで勝ち点1

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[11.3 J2第39節 神戸0-0京都 ノエスタ]

 舞台は整っていた。首位ヴィッセル神戸と3位京都の昇格争い直接対決は、神戸が勝てば自力でのJ1復帰が決定。本拠地ノエビアスタジアム神戸は前売りでチケットが完売し、2万2468人の大観衆を集めた。

「条件は全部そろっていた。結果だけが付いてこなかった」。DF相馬崇人は唇をかむ。結果はスコアレスドロー。勝ち点1獲得にとどまり、昇格決定は持ち越しとなった。

 安達亮監督は「長いリーグ戦。ここでの勝ち点1を悔やむより、今まで勝ち点を落としてきた試合も正直あった。最高のシチュエーションだったが、今までのちょっとしたツケが回ってきたのかなと思う」と話し、これまでの39試合の積み重ねとして勝ち点1届かなかったとの考えを示した。

 とはいえ、残り3試合で3位京都とは勝ち点9差。次節10日の札幌戦で引き分け以上なら、今度こそ昇格が決まる。J1復帰まで、あと勝ち点1。残り3試合、神戸が3戦全敗で、京都が3戦全勝し、得失点差で逆転されない限り、自動昇格となる2位を確保できる。相馬は「最高の結果ではないけど、悪い結果ではない。最低限の結果。事実上、(自動昇格は)決まりだけど、残り3試合もペースを崩さず、同じように戦うだけ」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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