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城西国際大、帝京平成大戦後の監督・選手コメント

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[11.3 千葉県大学サッカー1部秋期リーグ第7節 城西国際大4-0帝京平成大 城西国際大G]

 城西国際大は3日、第7節の帝京平成大戦をPRINCE TAKAMADO MEMORIAL SPORTS PARK(高円宮殿下記念スポーツパーク)で行い、4-0で勝利した。城西国際大は10勝4敗の3位で今季のリーグ戦を終えた。

小山哲司監督
―リーグ終盤戦は怪我人も多く出てしまいました。
「またこの試合でも出てしまいました。今日怪我した田中も、連戦が続いていましたしね。怪我人は仕方がない部分もありますが…」

―今日も前節と同じ4-3-3でスタートされました。今後に向けてということでしょうか?
「それもありますが、今一番いい選手を使いたいと思う中で、組み合わせたらこれが一番いいかなと。ただ、選手には交代も含めて試合中、変化することもあるよとは言っていました」

―4得点。チャンスの数から言うと物足りなさも感じました。
「相手GKが良かったです。今日もいいセーブが5,6本くらいあった。得点シーンもほぼ触ってましたしね」

―今日で今シーズンが終わりました。今季の総括をお願いします。
「みんなサッカーが大好きなんですが、いろんな意味でまだまだ甘いと思います。まじめだけではダメ。判断が遅かったり、指示を待ってしまったりするので、自分で考えることが大切です。来年に向けては勝負へのこだわりが大事になります。優勝できるようなチームを作っていきたいと思います」

―さらなる上積みが必要となってくる。
「いまちょっと停滞ぎみの2年生の奮起に期待したいですね。活性化してほしい。前期まで主力だった(橋本)渉や花本あたりがもっと伸びてこないといけない。リーダーシップ取ってやるくらいの意気込みがないとダメだと思います」

●MF小嶋慶蔵(2年=長崎日大高)
―久々のメンバー入りになりました。
「後期は初めてでした。前期も1、2回入った程度だったので、最初は緊張がありました」

―出番は後半頭から巡ってきました。
「前半ベンチから見ていて、相手が引いているなと感じていました。最後のところで決めきれていないなというのがあったので、後半入ったら決めたいと思っていたのですが…。シュートチャンスが2回くらいあって、決めきれなかったのが残念です」

―今季のリーグ戦も今日で終了となりました。振り返ってみていかがでしたか?
「個人的にはもっとトップチームに絡みたかったです。Iリーグではコンスタントに出ていたのですが、得点もあまりありませんでした。来年こそは優勝して関東リーグに上がりたいです。そのためにも今から頑張りたいと思います」

●MF小栗和也(1年=北海道大谷室蘭高)
「4-3-3の中盤の前目の2人だったので、(相方の加藤)潤也と僕がどんどんFWに絡めるように意識して試合に入りました」

―ミドルレンジからのシュートへの意識の高さを感じました。
「自分が前でプレーすれば、チームのチャンスは増えると思っていました。それが自分の特長でもありますし。あとは回りとのコンビネーションを意識していました」

―田中選手の怪我もあってセットプレーのキッカーも任されました。
「中盤の選手はセットプレーで蹴れないといけないというのは小山監督からも常に言われています。自主練でもいいボールが蹴れるように練習しています」

―小栗選手も今日が初スタメン。チーム内の競争意識はどのように感じていますか?
「後期出ているメンバーは僕も含めて前期あまりトップに絡めなかった選手が多い。やってやろうという気持ちはみんな持っていると思うし、僕も後期は出てやろうという思いで前期は過ごしていました」

―大学1年目はどうでしたか?
「高校の時は常に試合に出られる環境にありましたが、今はAとBを行ったり来たりしています。そんな環境下で自分の足りないところなどを考えさせられました。スタッフ陣に助言ももらいながら出来ましたし、来年は中心選手として戦えるようにシーズンオフから大事に過ごしたいと思います」

●FW大久保俊(1年=広島観音高)
―トップチームの試合はどうでしたか?
「メンバー入りしたこと自体が初めてだったので、選ばれたときは素直にうれしかったです」

―後半23分に出番が回ってきました。
「ゴールへ向かうこと。シュートを打つこと。点を取ることを目標にプレーしました。出る時、監督からもシュート打ってこいって言われました。でも緊張して思うようなプレーはできませんでした。ベンチにいるときは早く出たいなと思っていたのですが…。(2位に上がるために)11点取れたらいいなと思っていたので」

―大学1年目をどんな思いで過ごしていましたか?
「この1年ほぼBチームでやってきたので、早くAチームに上がりたいなと思っていました。最終戦でしたが、今日少しでも出れたので良かったです。Iリーグでは結構点が取れていたので、やっと回ってきたという感じです。個人として入学時よりも成長している実感はあります。来年はAチームでプレー出来るように頑張りたいです」

●FW米澤康太(2年=都城工高)
「自分はただ来たボールを蹴り込んだだけです。みんなのゴールだったと思います。まだ動きが足りないと思っています。もう少しうまく動けばもっと点が取れると思うので、もっと運動量を上げていきたいです」

―今日はシステム、ポジションの変化が激しかった。
「連携の部分では対応できていたと思います。でも得点が少なかったので、もう少し上げていければと思っています」

―米澤選手は後期7試合中6試合で得点するなど絶好調でした。チームも4連勝で終えることが出来ました。
「個人的には上々でしたが、チームとしてやはり優勝することを目標としていたので、正直、悔しいです。でも最後勝ちきったことは来年に繋がると思います。競争もより激しくなると思いますが、練習からどれだけいいパフォーマンスが出来るかも大事になってくると思うので、頑張りたいと思います」

湯本直矢(4年=東京都市大塩尻高)
―4年間の大学生活ラストマッチでした。
「1年生の時は行っても行かなくてもいいようなクラブだった。2年生の時に小山監督が来ることになって、急激に環境が変わって、辞めた人も結構いたんですよね。自分の代は最初は10何人いたんですが、監督が来て5、6人になって、最終的に選手は自分1人になってしまいました。でも続けてよかったです。いろいろな出会いとか経験とか出来たので。もしサッカーをやっていなかったら、自分の大学生活なんて何にもなかったと思うので、いい思い出になりました」

―強化を始めると聞いた第一印象は?
「正直、あまりうれしくないというのが率直な感想でした。高校でもサッカーをしていたのですが、最初は大学に来てまでサッカーをしようとは思っていませんでした。だからサッカーの強くない大学に入って、たまにやるくらいならいいかなという思いでサッカー部に入りました。でもやっぱりやっているうちに本気でやるのは楽しいなと思えてきました。今思えば監督に来てもらえて本当に良かったなと思いますし、素直に楽しかったですね。今ではゲキサカ載ってスゲーとか結構言ってもらえますしね」

―最後にひとこと。
「今年は目標には一歩届きませんでしたが、きっと来年は後輩たちが1部優勝して関東に昇格してくれると思います。力のある選手がそろっているので」

(取材・文 児玉幸洋)

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