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大迫、高橋は「ローテーション」で代表復帰

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 日本サッカー協会は7日、ベルギー遠征に臨む日本代表メンバー23人を発表した。10月の東欧遠征からはFWハーフナー・マイク(フィテッセ)とFW乾貴士(フランクフルト)が落選。代わってFW大迫勇也(鹿島)とMF高橋秀人(F東京)が代表復帰を果たした。

 一部報道ではFW大久保嘉人(川崎F)やFW川又堅碁(新潟)の招集の可能性も伝えられていたが、サプライズはなく、最低限の入れ替えにとどまった。記者会見を行ったアルベルト・ザッケローニ監督は大迫、高橋の招集について「理由としてはローテーションをしたということ」と説明。選考のボーダーライン上にいる選手たちを順番に招集し、手元でチェックしていることを明かした。

 国内組で臨んだ7月の東アジア杯以降、常連となったFW柿谷曜一朗、MF山口螢を除くと、8月のウルグアイ戦ではMF青山敏弘、高橋、FW豊田陽平、FW工藤壮人を選出。9月のグアテマラ戦、ガーナ戦では高橋、豊田が招集を見送られ、青山、工藤に加え、大迫、FW齋藤学が復帰した。10月の東欧遠征では齋藤が引き続き招集された一方で、工藤、大迫、青山が落選。さらに海外組のハーフナー、乾、MF細貝萌が復帰した。

 そして今回は齋藤、細貝が東欧遠征に続いて招集され、大迫が9月以来、高橋が8月以来の復帰。ハーフナーと乾が招集を見送られた。「前のシリーズ(東欧遠征)では他の選手を見たかったので、単純にローテーションしたに過ぎない」。選手の見極めを続ける指揮官は「2人(大迫、高橋)とも所属チームでいいパフォーマンスを見せているし、前に代表チームに招集したときにもパフォーマンスを見せていたので、再び手元で見てみようと思った」と指摘。彼らにとっては、代表生き残りへ毎日の練習、試合が重要なアピールの場となりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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