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甲府が残留をほぼ手中に、不運続いた大宮の連敗は続く…

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[11.10 J1第31節 大宮1-2甲府 NACK]

 ヴァンフォーレ甲府が敵地で大宮アルディージャを2-1で下した。甲府の勝利は9月14日の第25節鹿島戦以来6戦ぶり。J1残留に王手をかけた。

 大宮はいきなりのアクシデントに見舞われた。ハイボールの競り合いでFWパトリックの頭がDF菊地光将の顔面に入る形で接触。菊池は気を失ったまま顔面から地面に落ちた。幸い直後に意識は取り戻したが、そのまま担架でピッチを後にした。代わって前半6分からDFニールが出場した。

 スコアが動いたのは前半21分、甲府はカウンターから左サイドを駆け上がったFW河本明人にパスが渡る。エリア内に侵入しマイナスに折り返すと、流れ込んだ大宮DF下平匠の足の当たってゴールラインを割った。

 大宮の不運は続く。後半10分、エリア内でFWノヴァコヴィッチがファウルを受けたのではないかと大宮イレブンが猛抗議。一番最初に抗議に行ったズラタンにこの日2枚目のイエローカードが提示され、大宮は10人での戦いを強いられることになった。

 すると後半36分、左サイドでパスを受けたパトリックが強引にエリア内に侵入すると、DFのマークもものともせず右足シュート。これがゴールネットを揺らし、甲府が勝利を決定づけた。

 ここ最近苦しんでいた甲府だが、9月14日の鹿島戦以来、6戦ぶりの勝ち点3を挙げた。降格圏の湘南との勝ち点差は残り3試合で「9」。得失点差も含め、残留はほぼ手中に収めたが、次節ホームの大分戦に勝利して、自力で決めたいところだ。

 対する大宮は後半アディショナルタイムにようやくFWノヴァコヴィッチが直接FKを蹴り込み1点を返したが、同点までは届かず。連敗は7に伸び、夏に喫した8連敗がスタートした7月13日以降は1勝15敗となった。


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