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日本期待の大型CB岩波「五輪には何としても出たい」

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 ヴィッセル神戸の守備の要としてJ1復帰に大きく貢献したDF岩波拓也は、2016年のリオデジャネイロ五輪を目指す現U-20日本代表でも主力として期待されている。2011年のU-17W杯では18年ぶりの8強入りを果たしたが、昨年秋のAFC U-19選手権は準々決勝敗退に終わり、3大会連続でU-20W杯出場を逃す悔しさも味わった。リオ五輪出場、さらにはメダル獲得を目指すうえで日本のキーマンとなる19歳。A代表への早期招集も期待される大型CBへの直撃インタビュー第2弾――。

―CBは経験値も重要なポジションです。そういう意味で難しさを感じることはありますか?
「ポジション上、どうしても失点に絡むことが多いですし、そういう意味で『メンタルがすごく強くなったな』とは自分でも感じています。責任感も出てきますし、チームが勝てないときもすごく責任を感じます。それでも、こうやって毎試合毎試合使ってもらっていて、一流の選手にもきっとこういう時期があったと思いますし、そこを乗り越えていけば、もっともっと上のレベルに行けるのかなと思っています」

―昔からメンタルは強かったんですか?
「負けん気はすごく強かったですね。ミスをしてもあまり気にしないタイプだったので。そこは今も生きているのかなと思います。年代別の代表では、みんな年齢が近かったので、遠慮することもなかったですが、クラブでは2種登録のころやプロになったばかりのころは、まだ遠慮している部分があったのかなと。ミスを恐れている部分もありましたし、それが試合を重ねるごとに少なくなってきて、今ではそういう遠慮や怖さも全然ないです」

―高校時代からトップチームで練習できていた経験も大きいですか?
「高校2年でプロの練習に参加できたというのは自分の中ですごく大きな経験になりましたが、高校3年のときは紅白戦でも全然メンバーに入れないこともありました。あの悔しさがあったからこそ、今こうやって試合に出ていても満足しないのかなと思います」

―緊張はしないタイプですか?
「基本的に緊張はしないです。大きな舞台になれば多少は緊張しますが、Jリーグでは全然ないです。U-17W杯なども経験しているので、普段のリーグ戦で緊張することはなくなりました」

―そのU-17W杯では18年ぶりのベスト8進出を果たしました。世界大会での経験は今の自分にどう生かされていますか?
「準々決勝でブラジルに何もできずに負けてしまったことがすごく悔しくて。自分の中では同年代との試合であれだけやられたことはなかったので……。いい経験もできましたし、自分の年代で言えば、次はオリンピックになるんですが、まずはチームで結果を出して、オリンピックには何としても出たいと思っています」

―昨年のAFC U-19選手権での悔しさはその後の糧になりましたか?
「世界まであとちょっとだったのに、勝てなかった。U-17W杯で世界に負けたことよりも悔しかったですし、3大会連続でアジア予選で敗退してしまった。あの試合(準々決勝のイラク戦)も一度は追いついて逆転できそうだったのに、結局、勝ち越されてしまいました。力が足りなかったんだと思っています」

―当時の悔しい経験があるから、もう一度世界に出たいという思いが強まった?
「U-17W杯出場を決めたアジア予選もすごく厳しい戦いでした。あのときもギリギリの戦いで勝ち上がっていったので、アジアの戦いが厳しいことは分かっていました。U-17W杯出場を決めた試合(10年のAFC U-16選手権準々決勝)も相手がイラクで、そのときは勝っていただけに、余計に悔しさもありましたが、次のオリンピックも同じ年代なので、去年の借りを返して、もう一度世界に行ければいいなと思っています」

―岩波選手にとってA代表はどういう存在ですか?
「目指しているところではありますが、(9月6日の)グアテマラ戦も長居スタジアムに見に行って、まだまだ自分もサポーター感覚だったというか、まだまだ遠いところにあると思っています。でも、サッカー選手である以上、そこは最終目標ですし、自分にとってA代表は一つの夢でもあるので、少しでも早くそこに行ければいいかなと思っています」

―またブラジルと対戦してみたいですか?
「そうですね。ブラジルにはU-17W杯で完敗しましたし、次のオリンピックはブラジルで開催されるので、そこでもう一度対戦したいですね」

―雑誌の特集などではA代表にも“岩波待望論”のようなものが出ました。周囲とのギャップも感じますか?
「そうですね。家族とかがそういう雑誌を見て、すごく喜んだりもしていましたが、自分としてはまだまだ力が足りないことが目に見えて分かっているので。そこに行きたいとは思っていますが、まだまだできていない部分がたくさんあるので、足元を見つめて、もっと成長していきたいと思っています」

―足りない部分というのは?
「ビルドアップという得意な部分はあるんですが、DFとしての強さとか、守備の部分でまだまだ足りないところがあると思っています」

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(取材・文 西山紘平)

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