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[選手権]開幕戦は國學院久我山と熊本国府の注目対決に

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 「国立最終章」第92回全国高校サッカー選手権の開幕カードは國學院久我山(東京B)と熊本国府(熊本)の対戦に決まった。2年前に国立開幕戦勝利を経験している國學院久我山のU-18日本代表候補MF渡辺夏彦主将(3年)は「『国立最終章』という、ある意味特別な試合を、それにふさわしいゲームができるように頑張りたいと思います」とコメント。一方、初出場で8強へ進出した98年度以来15年ぶりの出場で国立開幕戦を戦う権利を得た熊本国府のDF西村大吾主将(3年)は「自分たちもやっぱり最後の国立なので、ふさわしいゲームができればいいと思っています」と返した。

 1年生時にいずれも主力として国立を経験した渡辺、FW富樫佑太、MF平野佑一(ともに3年)のトリオをはじめ、東京都Bブロック予選4戦8発のFW松村遼(3年)らが繰り出す“バルサスタイル”の久我山が勝つか。それとも西村やDF太田黒嶺を中心にプレミアリーグWESTの大津を完封するなど熊本県予選5試合中4試合を無失点で制した熊本国府の堅守とサイドアタックが上回るか。武器を持った両チームの楽しみな開幕戦。國學院久我山の渡辺は「久我山の例年通りのボールを支配して、攻撃的なサッカーというのにプラスして今年は勝負強さというのがあると思っています。(目標は)優勝です」と宣言し、熊本国府の西村は「自分たちはゴール前でどこのチームよりも体を張れると思っているので、しっかり守備から入って、そしてワンチャンスを決めていって勝ち進んでいきたいです」と力を込めた。

[写真]開幕戦で戦う國學院久我山MF渡辺主将(左)と熊本国府DF西村主将が握手
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
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