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年内最終戦でゴールを、香川「自分自身、ゴールは欲しい」

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 日本代表は18日、試合会場のボードワン国王スタジアムで公式練習を行い、19日のベルギー戦に向け、最終調整した。前日17日は宿舎で調整し、練習に参加しなかったMF遠藤保仁、DF長友佑都も合流。17日は別メニュー調整だったFW香川真司、MF山口螢を含め、全23選手で練習した。

 日本代表の年内ラストゲームをゴールで締めくくる。16日のオランダ戦(2-2)は後半からの出場だった香川。攻撃を活性化し、チャンスも演出したが、自らのゴールはなかった。「自分自身、ゴールは欲しいし、オランダ戦は取れなかった。そこは狙い続けたい」。マンチェスター・Uでは今季、いまだノーゴール。9月10日のガーナ戦以来となるゴールを貪欲に狙っていく。

「意味のある試合にしないといけない。オランダ戦で得た課題や収穫を継続して、つなげていきたい。前半はおそらくスペースもなくて、激しい試合になる。辛抱強くやっていきたい」

 オランダ戦では足元だけでなく、相手の裏を突くパスも有効に織り交ぜながらチャンスをつくった。いいイメージはある。ベルギーは14日のコロンビア戦(0-2)でも高い最終ラインの背後を取られて失点するなど、狙い目でもある。

「裏を狙う? やり続ければ必ず取れると思う。コロンビアもそうだった。チームとして裏への意識を持って、やり続けられれば」。ベルギーのマルク・ビルモッツ監督が記者会見で名前を挙げるなど、これまでも、そしてこれからも香川は厳しい警戒に遭う。「それは上に行けば必ず厳しくなる。でも、自分一人でやるわけではない。チームで連動すれば崩せると思うし、それをやり続けることに意味がある」。代表戦はベルギー戦を最後に、来年3月まで試合がない。2013年最終戦を自らのゴールとともに勝利で締めくくるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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