beacon

激動の13年ラストゲームへ長谷部「紆余曲折をへて成長する」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 オランダ戦でつかんだ流れをW杯イヤーにつなげる。ボードワン国王スタジアムでの公式練習を終えた日本代表MF長谷部誠(ニュルンベルク)は「にぎやかで、雰囲気もよかった」と口にするなど、16日のオランダ戦(2-2)後のムードの高まりを感じている。

「引き分けという結果よりも、内容で自分たちが手応えをつかめている部分がある。チームとしては雰囲気が明るくなっている」。明日19日に対戦するベルギーはFIFAランキング5位と、オランダの8位も上回る。何より今度は中立地ではなく、完全アウェーでの試合となる。

「オランダ戦はホームのような雰囲気でやれた。次はアウェー。ベルギーは(14日に)コロンビアに負けて、連敗するわけにはいかないと思うし、難しい試合になる。でも、自分たちにとっては大きな経験。世界のトップクラスとドアウェーでやれるのはめったにないので」

 日本代表にとって2013年ラストゲームとなるベルギー戦。5大会連続のW杯出場を決めたアジア最終予選の戦いから3戦全敗に終わったコンフェデレーションズ杯、国内組で臨んだ東アジア杯、2戦連続零封負けに終わった東欧遠征、そして先日のオランダ戦。浮き沈みのあった2013年をどう締めくくり、ブラジルW杯が行われる2014年につなげていけるか。

「日本代表として長く活動していれば、いいときもあれば、悪いときもある。紆余曲折をへて成長していくものだと思う」。激動の2013年をそう振り返る長谷部は「オランダ戦で良い感触をつかめたので、その良い感触をより確かなものにして、今年を終えたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

TOP