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遠藤「ロッベンのゴールのような形は避けたい」

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 脚の張りを訴えて17日の練習を回避したMF遠藤保仁(G大阪)はベルギー戦前日の公式練習をすべてこなし、問題のないことをアピール。年内最後の代表戦に万全の準備を整えた。

「ベルギーは個々の能力は高いし、ダイレクトにゴールに行くイメージ。前の選手はドリブルがうまいし、中も外も(守備の)準備をしないといけないが、オランダ戦でロッベンに決められたような形は避けたい」

 オランダ戦のFWロッベンのゴールとは前半39分。左ボランチのMFファン・デル・ファールトから送られたサイドチェンジのパスを受け、中に切れ込みながらファーサイドへ見事なコントロールショットを打たれたシーンだ。MF長谷部誠が「分かっている形だったし、チームのみんなで話していたのにやられた」と振り返った、ある意味最悪なやられ方。打たれるのが分かっているのに寄せ切れず、シュートが外れるのを期待するような守備だけはしたくないのだ。

 フィジカルの強い相手に対して、「ラインを低くすると危険」という考えも示した。「ベタ引きにすると、攻撃に行くときにかなりのパワーを使ってしまう」と言いながら、「相手がフィジカル重視であれ、前から行った方がいい。最終ラインも、怖がらずに高い位置を取る必要がある」

 出場すれば通算140キャップとなる一戦。背番号7の目が輝いた。

(取材・文 矢内由美子)

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