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柿谷の絶妙アシストでC大阪が競り勝つ、広島は連覇遠のく…

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[11.23 J1第32節 C大阪1-0広島 金鳥スタ]

 5位セレッソ大阪と3位サンフレッチェ広島の上位対決はC大阪が1-0で競り勝った。2連勝で勝ち点を56に伸ばしたC大阪は順位も4位に上げ、2位浦和まで勝ち点2差と肉薄。首位・横浜FMとも残り2試合で勝ち点6差と、わずかながら逆転優勝の可能性も残している。

 前半7分、FW柿谷曜一朗がMF山口螢とのワンツーから左足ミドル。シュートはミートせずに枠を外れたが、C大阪が日本代表コンビの連係からいきなりチャンスをつくった。前半41分には故障から復帰したDF藤本康太が左太腿痛を再発させ、負傷交代するアクシデントに見舞われたが、0-0で折り返した後半立ち上がりに先制点を奪った。

 後半3分、柿谷の仕掛けから山口が右足でミドルシュート。柿谷の個人技で広島を押し込むと、同7分、PA手前でボールを持った柿谷がシュートフェイントから絶妙なスルーパスを通す。オフサイドラインをかいくぐったMFシンプリシオが左足でゴールに流し込み、ついに均衡を破った。

 連覇のためには負けられない広島も必死の反撃を見せるが、C大阪の粘り強いディフェンスをなかなかこじ開けられない。逆にC大阪は後半30分、途中出場のMF楠神順平の左クロスに山口が後方から走り込んでフィニッシュに持ち込むなど、追加点のチャンスをつくった。

 広島は後半41分、PA内でボールキープしたMF高萩洋次郎がリフティングからゴール前にクロス。MF青山敏弘が右足ボレーで合わせたが、枠を捉え切れなかった。試合はそのまま0-1で終了。3試合ぶりの黒星となった広島は勝ち点57から伸ばせず、3位のまま首位・横浜FMとの勝ち点差は「5」に開いた。


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