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鹿島、土壇場の失点で逆転Vは絶望的に…

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[11.23 J1第32節 鹿島1-2鳥栖 カシマ]

 4位鹿島アントラーズはホームでサガン鳥栖に1-2で競り負けた。逆転Vへ痛恨の黒星となり、連勝は2でストップ。順位も5位に後退し、首位・横浜FMとの勝ち点差は残り2試合で「6」に開いた。

 日本代表のオランダ戦で1ゴール1アシストを記録したFW大迫勇也。前半22分、MFジュニーニョからの左クロスを受け、フィニッシュまで持ち込んだが、シュートは大きく上へ。再びジュニーニョのクロスに左足ボレーで合わせるチャンスもあったが、今度はGKにキャッチされた。

 0-0で折り返した後半6分にも大迫がドリブルから右足ミドルを放つが、枠を捉え切れず、5戦連発とはならず。逆に鳥栖は後半19分、高い位置でDF青木剛からボールを奪い、MF金民友が一気にドリブルで駆け上がる。DFからプレッシャーを受け、体勢を崩しながらもPA内まで切れ込むと、そのまま左足でシュート。電光石火のカウンターで先制点を奪った。

 鹿島も後半39分、MF小笠原満男のFKに青木がヘディングで合わせ、1-1の同点に追いついたが、後半アディショナルタイムにまさかの結末が待っていた。鳥栖はシンプルなロングボールからこぼれ球をMF藤田直之がつなぐと、金民友がゴール前に抜け出し、左足でゴール右隅に流し込んだ。

 劇的ゴールで公式戦4連勝を飾った鳥栖は順位でも大宮を抜き、13位に一つ上げた。一方、5位に後退した鹿島の逆転優勝は絶望的となったが、残り2試合の相手は4位C大阪と3位広島。直接対決2試合を制し、来季のACL出場権獲得となる3位以内浮上を目指す。


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