beacon

[CL]CSKA本田の“ホーム最終戦”、本田がPK有終弾もバイエルンに敗戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.27 欧州CLグループリーグ第5節 CSKAモスクワ1-3バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグは27日、グループステージの第5節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するD組のCSKAモスクワ(ロシア)はホームでバイエルン(ドイツ)と対戦し、1-3で敗れた。バイエルンは5連勝で首位をキープ。昨年度大会から続くチャンピオンズリーグの連勝を10に伸ばし、新記録を達成した。すでに敗退の決まっているCSKAは4敗目を喫した。

 今冬の移籍が決定的となっている本田にとってはCSKAでのゲームも残りわずかとなった。12月のリーグ戦2試合と欧州CL1試合はアウェーゲームのため、1月初めの移籍が実現すれば、ホームスタジアムのアレーナ・ヒムキで行うゲームはこの日が最後となる。

 先制したのはバイエルン。前半17分、MFトーマス・ミュラーのマイナスの折り返しをMFアリエン・ロッベンが豪快に蹴り込み、あっさり先制に成功した。

 なかなかチャンスを作れなかったCSKAも前半終了間際に本田のヒールパスからFWアーメド・ムサが決定機を迎える。しかし決めきることは出来ず、前半は1点ビハインドで折り返すことになった。

 後半に入ると、本田に立て続けに決定機が訪れる。2分、相手の隙を突き、ゴールキックで完全に裏に抜け出した本田が、GKマヌエル・ノイヤーと完全に1対1の状況を迎える。しかしノイヤーの伸びた手を交わし切れず、決定機を逃す。

 5分にもDFキリル・ナバブキンのクロスを右足で合わせるが、ミートせず。8分にはミドルシュートを狙ったが、ノイヤーにキャッチされてしまった。

 するとバイエルンがワンチャンスを決める。11分、MFマリオ・ゲッツェが細かいステップを踏みながら相手DFを次々かわし突破。最後は左足で蹴り込み、追加点を奪った。

 だがCSKAも諦めない。16分、MFゾラン・トシッチのシュートがDFダンテのハンドを誘い、CSKAにPKが与えられる。これを本田がノイヤーの逆を突くシュートを蹴り込み、ようやく反撃の1点を決めた。

 しかし直後の20分、バイエルンもロッベンがエリア内でDFゲオルギ・シェンニコフに倒されPKを獲得。これをミュラーが決めて、再びリードを2点に広げた。

 後半34分には本田が起点になったプレーからトシッチがシュート。しかしこれはクロスバーに嫌われるなど、運にも見放されたCSKAはこのまま1-3で敗戦。フル出場した本田が有終ゴールを挙げるも、“ホーム最終戦”を白星で飾ることは出来なかった。

 グループステージも残り1節となる。12月10日に行われる最終節はCSKAは敵地でビクトリア・プルゼニ(チェコ)と、バイエルンはホームでマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦する。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
欧州CL13-14特集

TOP