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日本代表DF今野泰幸がW杯組み合わせを“予想”

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 日本初となるブラジルW杯オフィシャルショップの1号店が7日にサッカーショップKAMO梅田店1階でオープンすることになり、オープンを翌日に控えた6日、日本代表DF今野泰幸(G大阪)がオープニングイベントに出席した。

 元日本代表MFの名波浩氏とのトークショーでは、日本時間同日深夜に行われるW杯組み合わせ抽選会にも言及。司会者から日本と同グループとなるライバル国の予想を聞かれ、第1ポットからドイツ、第2ポットからアルジェリア、第4ポットからイタリアを選んだ。

 W杯本大会で対戦したくない国については「絶対に当たりたくないのはブラジル。2回対戦したけど、ちょっと勝てる気がしなかったので」と回答。「ブラジルはホームだし、できれば避けたい」と本音を吐露した。一方、対戦してみたい国を聞かれると、「やってみたいチームはドイツ、イタリア、オランダ」と答えた。優勝候補の一角にも挙げられるドイツのほか、6月のコンフェデレーションズ杯で3-4と善戦したイタリア、11月の欧州遠征で2-2の引き分けを演じたオランダの名を挙げた。

 組み合わせ予想でウルグアイ、(第4ポットから第2ポットに振り分けられると仮定して)クロアチア、フランスを挙げた名波氏は「オランダ、ベルギーに対してあれだけやれたという手応えを選手も感じていると思うし、ヨーロッパのチームが相手なら、スペイン以外は日本が押し込まれる割合が70%、80%とかにはならないと思う」と指摘。「あわよくばではなく、十分に勝てるチャンスがある」と太鼓判を押した。

 特にドイツについては「日本代表にはブンデスリーガでプレーしている選手も多いし、普段から対戦している。名前負けすることはないと思うし、慣れている部分もあって、やりやすいと思う」と、今野の“ドイツ希望”を後押し。一方で「南米のチームはやりづらいと思う」とも指摘し、「コロンビアとベルギーの試合を生で見たけど、ベルギーはホームだったのに何もできなかった。南米でやるコロンビアはさらに2倍増しだと思う」と警戒を促していた。

 サッカーショップKAMO梅田店にオープンするW杯公式ショップでは、W杯優勝トロフィーを精巧に再現した「W杯オフィシャルプレミアムトロフィーレプリカ」(25万円税込)など限定商品も数多く販売される。

 世界限定2014体、日本では30体のみの限定販売となる優勝トロフィーレプリカについて名波氏は「選手としては現役時代に掲げたかった。本物を掲げたやつがチームメイトにいた。ブラジルのキャプテンで、名前は忘れたけど」と冗談交じりに話すと、「そのチャンスが今ちゃんにはあるので」と振られた今野も「チャンスはあると思っているし、その夢に向かってがんばりたい」と力を込めた。

 トークショーの最後には名波氏から「今ちゃんには2大会連続でW杯に出るチャンスがある。100%のパフォーマンスを出せる状態で大会に臨み、目標を達成してほしい」とエールを送られた今野。「日本人みんなを驚かすような結果を目指して、チーム一丸となって、チームワークで勝負して、いい結果を残したい」と誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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