beacon

[プレミアリーグEAST]流経大柏は先発復帰のSB入江同点弾、チーム全員で日本一狙う

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.8 高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 流通経済大柏高3-1桐光学園高 流通経済大柏高G]

 0-1の後半6分、流通経済大柏は右SB入江勇樹(3年)が同点ヘッドを叩き込んだ。「日頃はセットプレーに入らないで残っているんですけど、きょうは枚数的に残っているので狙っていました」。そして「久しぶりの先発だったんで」とガッツポーズ。左膝の負傷後、なかなかコンディションが上がらずに控えに甘んじていた入江が先発復帰し、やや停滞していたチームにゴールで喝を入れた。

 入江やFW森永卓、CB三嶋廉士(ともに3年)らは今夏の全国高校総体準優勝の主力メンバーだが、高校選手権千葉県予選決勝(11月16日)は全国随一とも言える厚い選手層と戦い方を変更したチームの中でピッチに立つことができなかった。注目FW森永は「選手権を目指してここへ来たのに3年間選手権の決勝のピッチに立てずに終わっちゃったので、当然出ている選手も悔しいと思うんですけど、3年間決勝のピッチを味わえずに終わったのは悔しいですね」と振り返る。

 ただ、選手権ではないものの、ピッチ上で高校年代日本一を勝ち取るチャンスがある。三嶋や森永はメンバー争いでアピールしてまた先発に戻ってきた。そしてチームの勝利、勝ち点獲得に貢献している。チャンピオンシップへ向けて入江は「自分はまず出ること。出たらきょうみたいに結果出して勝ちに貢献することが目標。そしてチームがしっかりと優勝できたらいい」。主将のDF石田和希(3年)は「失点しても慌てずに自分たちのサッカーを貫けることは変わったこと。あと、自分以外にもリーダーシップを取れる選手が増えたことは嬉しいですね」とチームの成長を肌で感じている。チャンピオンシップまでの1週間。激しい先発争いを繰り広げて成長してきたメンバー全員で最高の準備を行い、栄冠を必ず掴みとる。

[写真]後半6分、同点ゴールを決めた流経大柏DF入江がガッツポーズ

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2013プレミアリーグEAST

TOP