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中央大の大型ストライカー皆川、王者・広島の新しい武器へ

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 Jリーグ王者・サンフレッチェ広島の新しい武器になる。広島への加入が内定した中央大のFW皆川佑介(4年=前橋育英高)は186cmの大型ストライカーだ。プロ入りへ向けて「自分は寿人さんみたいにスピードはないですけど、違った意味で前線で踏ん張って、ボールをつないで、攻撃の起点になりたい。サンフレの攻撃の活性化になれれば」と意気込みを語った。

 広島にはFW佐藤寿人、FW石原直樹、FW浅野拓磨らがいるが、いずれも皆川とはタイプが違う。夏に広島の練習参加をした際は、クラブ関係者から「寿人には持っていないものを持っている。可能性がある」と高い評価を受けた。

 また、夏の練習参加では広島の選手たちの人間性にも大きく惹かれた。「ここで緊張して何も聞けないのはもったいない」と「寿人さんは何を思ってプレーしていますか?」と思い切って質問をぶつけると、Jリーグを代表するストライカーは「相手を出し抜くこと」と答えてくれた。その他にも紅白戦で点を決めると「今の良かったぞ!」と声をかけられたことも嬉しかったという。

 さらに「本当にびっくりした」と話すのがMF青山敏弘とGK西川周作とのエピソードだ。日本代表で不在だった2選手が広島に戻ってきた際、向こうから練習参加していた皆川の元へ挨拶に来てくれた。「よろしく!」といって差し出された手。「こんな余裕がある選手になりたい」と強く思わされた。

 もちろん森保一監督からも指導を受け、「PAの外には逃げるな。周辺でプレーしてくれ」「今のプロ選手は腰回りだったり、下半身がしっかりしているから。早い段階で鍛えてこい」と叱咤激励された。皆川は「自分勝手な思い」と前置きした上で「トップチームで練習をさせてもらったし、来季以降を想定してくれたのかな」と感じ、より一層広島で戦いたいと思いは募ったようだ。

 Jリーグを連覇しているチームへの入団はプレッシャーになるが、中央大の白須真介監督は「そういうプレッシャーをものにできれば。(プレッシャーに)動じないメンタルの持ち主なので大丈夫」と太鼓判。皆川本人も「このプレッシャーを味わえるのはこのタイミングで入る自分たちだけ。徐々に自分の色を見せていければ」と力を込めた。

(取材・文 片岡涼)

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