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香川先発のユナイテッドがノリッジに勝利し、今季初のリーグ戦4連勝

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[12.28 プレミアリーグ第19節 ノリッジ0-1 マンチェスター・ユナイテッド]

 プレミアリーグは28日、第19節を各地で行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、アウェーでノリッジと対戦した。香川はリーグ戦5試合ぶりにスタメン出場し、後半25分までプレーした。試合はユナイテッドが苦しみながらも1-0で勝利し、リーグ戦の連勝を4に伸ばしている。

 中2日での一戦となった両チームだが、選手層の厚いユナイテッドは、香川やFWハビエル・エルナンデスら、レギュラーに定着できていない選手たちをスタメンで起用した。選手たちの試合勘の欠如もあるためか、ユナイテッドはボールを保持しながらもシュートまで持ち込めない。

 前半17分に最初の決定機をつくったのはホームのノリッジだった。スルーパスを受けたDFラッセル・マーティンが右サイドを突破してPA内でシュートを放ったが、GKダビド・デ・ヘアの好セーブに遭う。そのこぼれ球にMFブラッドリー・ジョンソンも詰めたが、DFにクリアーされた。

 その後もアグレッシブに高い位置でボールを奪うノリッジが優勢に試合を進めるが、ゴール前のプレーに精度を欠き、得点は挙げられない。攻撃の形をつくれなかったユナイテッドも、前半37分にMFマイケル・キャリックがMFライアン・ギグスとのパス交換からミドルシュートを放ったが、ボールは大きく枠を越えて行った。

 前半39分にはノリッジが再び決定機をつくるが、MFウェズ・フーラハンのシュートはDFに阻まれた。ノリッジの攻撃を凌いだユナイテッドは、直後に左SHからトップ下にポジションを移した香川が右サイドを突破。ゴール前に速いボールを折り返したが、エルナンデスには合わずにGKにキャッチされてしまう。その後もノリッジが試合の主導権を握り、前半はシュート数で11対3と昨シーズン王者を上回った。しかし、得点を挙げることはできずに0-0で前半を終えている。

 後半に入り、ユナイテッドはギグスを下げて、FWダニー・ウェルベックを起用し、4-4-2に布陣を変更した。後半3分には右サイドをMFアシュリー・ヤングが突破し、クロスを入れる。ファーサイドに走り込んでいた香川にボールが通ったが、足を滑らせると手にボールが当たり、チャンスを生かせなかった。直後にもヤングがミドルシュートでゴールを脅かしたが、ボールはわずかにバーを越えて行った。

 それでも後半12分、ユナイテッドはスローインからウェルベックが突破。ドリブルが大きくなり、DFがクリアーしたが、このボールがウェルベックに当たり、エルナンデスの前にこぼれる。エルナンデスのドリブルは大きくなったが、これがウェルベックにつながると、GKを抜き去り、無人のゴールに確実にシュートを決め、ユナイテッドが先制した。

 後半25分にユナイテッドは香川を下げて、MFアドナン・ヤヌザイを起用する。終盤は再びノリッジも同点ゴールを目指したが、ユナイテッドが無失点に抑えて、デイビッド・モイーズ監督体制で初となるリーグ戦4連勝をおさめている。

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