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[選手権]市船に一矢報いた水戸啓明FW石川「悔いはない」

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[1.3 全国高校選手権3回戦 市立船橋4-1水戸啓明 フクアリ]

 真っ向勝負で夏の王者に挑んだ。水戸啓明(茨城)は市立船橋(千葉)に1-4で敗れ、初の8強入りはならなかったが、最後まで自分たちのサッカーを貫いた。

 シュート数は11本対31本。引いて守るのではなく、マンツーマンで相手の長所を消すのでもなく、堂々と打ち合った。点差を付けられても攻めの姿勢を崩さず、0-4の後半26分にはDF阿部悠大(3年)の右クロスからFW石川大地(3年)がヘディングシュートで一矢報いた。

 全国高校総体2回戦でも市立船橋に0-1で敗れていた。点差以上の完敗だった夏からの成長。巻田清一監督は「市立船橋の守備は全国でもトップレベル。その中で偶然ではなく、必然に、意図的に相手を崩すことができたのは評価したい」と選手を称えた。

 石川は「インターハイでは1点も取れず、シュートも2本だった。自分もシュートを打てなかったけど、今日はシュートを打って、点も決められた。そこはインターハイから成長した部分だと思う」と胸を張る。「最後まで自分たちのやるべきサッカーをやって負けたので、サッカーに悔いはないです」。全力を出し切った末の結果。石川は顔を上げて大会をあとにした。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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