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カカのメモリアルゴールを本田も祝福、ミランが3発快勝

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[1.6 セリエA第18節 ミラン3-0アタランタ]

 セリエAは6日、第18節を行った。日本代表MF本田圭佑が加入するミランはホームでアタランタと対戦し、3-0で勝利した。

 本田が加入することが決まっているミランだが、今季ここまでは苦しい戦いが続いている。昨年末までの第17節を終えた段階で勝ち点19の13位と低迷。後半戦、本田を加えたミランがどこまで巻き返せるかに注目が集まる。

 移籍手続き中の本田は、この日はスタンドから試合を観戦。アドリアーノ・ガッリアーニCEOの左横に陣取り、チームメイトとなる選手たちのプレーぶりを見つめた。

 試合は序盤からミランが攻勢を続けた。だが13分のMFブライアン・クリスタンテのシュートはクロスバーを叩く。同30分のMFアントニオ・ノチェリーノのヘディングシューともGKの正面を突くなどスコアは動かない。

 しかし前半35分、ミランはカウンターからMFウルビー・エマヌエルソンが持ち上がると、エリア内にスルーパスを出す。これに左サイドから入り込んだカカが反応。GKの動きを見極め、冷静に蹴り込み先制点をもたらした。カカはこれがミラン公式戦通算100得点目。今季より復帰した背番号22が歴史に名を刻んだ。

 後半に入ると一転、アタランタに流れが傾く。6分にDFヨアン・ベナルアンがゴールネットを揺らすが、これは直前のプレーがファウルと取られノーゴール。同10分にはFWヘルマン・デニスに決定的なシュートを放たれるが、GKクリスティアン・アッビアーティが何とか防ぎ、難を逃れる。たまらずミランは13分からベンチスタートとなっていたFWマリオ・バロテッリを投入して局面の打開を図った。

 すると後半19分、そのバロテッリがエリア内右で縦に仕掛けてクロス。ゴール前のFWロビーニョが落とすと、カカが押し込みドッピエッタ達成。今季限りでの退任を正式発表したマッシミリアーノ・アッレグリ監督の采配がズバリ的中すると、直後の22分にはMFブライアン・クリスタンテのミドルシュートが決まり、一気に点差が広がった。

 後半38分からは加入したばかりのMFアディル・ラミを投入。余裕の試合運びを見せたミランが、このまま3-0で試合を終わらせた。

 本田はこの後、8日に本拠地サン・シーロで入団会見を行う予定。12日の次節、敵地でサッスオーロ戦でのデビューに期待がかかる。


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