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幻のゴールを嘆く長友

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2ケタゴールに意欲

 13日に行われたセリエA第19節で、インテルはホームにキエーヴォを迎え、1ー1で引き分けた。今季5点目となるゴールを挙げた長友佑都は、不運を嘆いた。

 2014年に入って白星がないインテル。この日も立ち上がり早々に失点し、苦しい序盤となった。しかし12分、長友のゴールでチームは1ー1に追いついている。

 議論を呼んでいるのは、その2分後のシーンだ。ジョナタンがシュートを放つと、左から猛スピードで飛び込んできた長友がコースを変えてゴール。…のはずだったが、副審の旗が挙がって得点は認められなかった。

 長友のポジションがオフサイドでないことは映像ではっきりしている。「2点目がオフサイドを取られて残念」と長友。チームが苦しい状況なだけに、誤審が悔やまれる。それでも、「あそこにいることが大事。常にゴールは狙っている。これをポジティブに捉える」と、次につなげるいつもどおりの心構えだ。

 今季前半戦で5ゴールの長友。単純に倍にすれば、10ゴールだ。長友は2ケタ得点について「もちろん狙っていきます」。力強く、当然のように答えた。

 後半の序盤には、MFエステバン・カンビアッソと激しく言い合う場面も見られたが、それは勝利への意思と信頼関係があるからこそだ。長友は「お互い信頼しあっているから言える。自分の思ったことはしっかりと、ケンカになっても主張すべき」と振り返る。

 前日には、ミランに加入したMF本田圭佑がイタリアデビューを飾った。

 長友は代表のチームメートのデビュー戦をしっかり見ていたそうで、「もちろん刺激になっている」とのこと。「堂々とやっている」と本田の活躍を喜んでいるが、「まだまだやれる。彼はまだ100%じゃないし」と、これからさらに調子を上げてくると確信しているようだ。

 インテルもミランも難しい時期を迎えているが、同じ街で刺激しあう2人がそれぞれのチームに好影響を与えることに期待したい。
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