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「僕もうれしい」 大宮加入の家長が“ライバル本田”にエール

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 大宮アルディージャに加入するにあたってMF家長昭博が求めたのは「やりがい」だった。「いろんな要素があるが、まずはやりがいのあるクラブでやりたかった。個人的にももっともっと試合に出て、サッカー選手としての幸せを感じたかった」。至宝とも呼ばれた天才が再起を誓った。

 かつてライバルと呼ばれた男の存在も気になるところだ。何かと共通点の多いことから比較されることの多い家長とMF本田圭佑(ミラン)。G大阪のジュニアユース時代の同期で、当時は家長がユース昇格を果たしたのとは対照的に本田はユースに上がれなかったという話は有名すぎるほど有名だ。

 だがご存じのとおり、現在、本田はミランで10番を背負って活躍しており、大きく水をあけられた形となっている。ミランで10番を付けていることなどの話を振られた家長は「そうですね」と短く答えるにとどめたが、「日本サッカー界にとってすごく良いニュースだと思いますし、僕もうれしいです」とエールを送った。

 大宮へは決意の移籍となる。半年前まで1年間、古巣のG大阪に在籍していたが、今回は完全移籍での加入となる。「Jリーグの復帰するということで、個人的には0からのスタートだと思っている。ゴールやアシストでチームに貢献したい」と力強く意気込んだ家長。「それは常々目標にしている」とW杯出場を控えた日本代表復帰も視野に入れていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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