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J初のイタリア人監督、F東京のフィッカデンティ新監督「一番高い順位を目指す」

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 今季からFC東京を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督はJリーグで初めてのイタリア人指揮官となる。チーム始動日となった18日の練習前、集まったサポーターに向かって「ここにいるスタッフ、選手とともに一番高い順位を目指していきたい」と宣言。その後、行われた新体制発表記者会見でも「競争力のあるチームは一つの目標を持ち続けて練習することが大事になる。しっかりとした目標を持ちながら練習していきたい」と、就任1年目からリーグ優勝を目指していく考えを示した。

「もともと日本という国をよく知っていた。日本が大好きで、Jリーグも長年見てきた」と語るフィッカテンディ監督は「今のJリーグは2つ目の段階に入ったと考えている」と分析。「一つ目の段階はJリーグが始まった当初で、キャリアの終わりに差し掛かっていたかもしれないが、たくさんのビッグネームがJリーグでプレーしていた。今は2つ目の段階で、若い選手を成長させてヨーロッパに送り込んでいる。それはヨーロッパの強豪国がしていることと変わらない。これからますます成長していく可能性も感じている」と熱く語った。

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督とは直接的な交流はないそうだが、「ザッケローニ監督がセリエAで監督をしていたとき、私はセリエAの選手だった。日本に来る前、偶然、イタリアで会った。彼の日本での活躍を見るのは、愛国心からではないが、うれしく思っている」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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