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7人兄弟の四男、横浜FM入団の高卒ルーキーDF北谷

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 横浜F・マリノスが誇るCBの系譜に名を連ねる。興國高(大阪)から新加入のDF北谷史孝はU-18日本代表候補に招集歴もある期待のCBだ。

 新体制発表会ではサポーターの前で「スピードを生かしたインターセプトとボールを奪うのが長所だと思っているので、そこを見てもらいたい」と挨拶。あこがれの選手には「小さいころからテレビで見ていた中澤佑二選手」と、横浜FMの守備の要である元日本代表DFの名前を挙げた。

 中澤、DF栗原勇蔵という不動のCBが君臨する横浜FMの最終ライン。その壁は高いが、「吸収できるものは吸収して、自分の良さを出して試合に絡みたい」と意気込む。興國高からはFW金容輔も神戸に入団。「仲もいいし、昨日も連絡を取ったけど、僕の中ではライバル。ポジションもチームも違うけど、どっちが早く試合に出るか競う相手」と、同期の存在も刺激になっている。

 大阪府泉佐野市出身の北谷は高校まで大阪で生まれ育った。横浜FM入団で初めて県外に飛び出し、「実家もすごい田舎だったし、何も分からない。道も分からなくて、寮の周りしか分からない」と笑った。

 7人兄弟の9人家族。兄が3人、姉が1人に、弟と妹が1人ずついる。長男は今年で30歳になり、一番下の妹はこの春に中学2年生になるのだという。「昔は嫌だったけど、今は何でも話せる兄弟」という家族のためにも、1日でも早くプロデビューして、その雄姿を見せるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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