[1.26 セリエA第21節 カリアリ1-2ミラン]

　日本代表MF本田圭佑の所属するミランは、26日に行われたカリアリ戦に2-1で勝利し、リーグ戦2連勝を飾った。試合終盤まで1点を追っていたミランだったが、後半42分にFWマリオ・バロテッリの直接FKで同点に追いつくと、その2分後には本田のCKからFWジャンパオロ・パッツィーニが逆転ゴールを挙げて、難しいゲームをモノにした。

　この試合でトップ下に入り、右SHの本田と好連係を見せていたMFカカは「本田のテクニックは本当に素晴らしいよ。彼は最後の最後まで戦う姿勢を失わないし、今日はチームの勝利に貢献していた」と、クラブの公式HPで1月に加入した本田への信頼を口にした。

　また、試合については「難しい試合の中で結果を出すことができて良かった。最初の30分間は惜しいシーンも3、4回あって、良いサッカーができていたと思うけれど、先制点をとられてからは厳しい展開になってしまった。この試合で勝ち点3を獲れたことは大きい。今季リーグ戦で初の2連勝ができたことを、みんなとても喜んでいるよ」と、振り返った。

　この勝利でミランは9位に浮上したが、カカはチーム状況がさらに良くなっていくだろうという見解を口にしている。

「選手達は今がどういう時期なのかをよく理解している。後半は手数を少なくしてゴールを狙いにいこうと考えていた。それでも細かい部分に注意しながら、最終的に勝利につなげることができた。みんな、セードルフ監督の指示をよく理解してプレーしているよ。彼の指導から、どんなプレーをしてほしいのかを感じ取っている。ハーフタイム中の彼の言葉があったから、今日は勝ち点3を得ることができたんだと思う。こういう試合を勝ちきることで、チーム内に自信が生まれるんだ。これから3週間は試合が週1回ペースになるので、練習時間もたくさんとれるし、さらにモチベーションを上げて上を目指していくために、しっかりとトレーニングに励んでいきたい」

　次節、ミランはホームで勝ち点差4で6位にいるトリノと対戦する。

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