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Jリーグでも4月から審判無線システムを導入へ

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 日本サッカー協会審判委員会は17日、都内のJFAハウスでメディアカンファレンスを開催し、各クラブを対象としたルール講習会でも使用している「スタンダードビデオ」を用いて報道陣に2014年シーズンの判定基準を解説した。

 上川徹審判委員長はその中で、主審と副審、第4の審判員が試合中に無線を使用して同時にコミュニケーションを取れる『レフェリーコミュニケーションシステム』を4月にも導入できる見通しを明らかにした。

 上川審判委員長は「1月30日に総務省で法改正があり、許可が下りた」と説明。「現在、機械を発注しているところで、開幕には間に合わないが、4月の早い段階を目途に無線コミュニケーションシステムを導入できるようになる」と話した。

 対象はJ1、J2のみで、J3は対象外。国内では昨年2月の富士ゼロックススーパー杯で初めて試験的に導入されたが、海外の主要リーグ同様、Jリーグでも正式に無線システムを導入できることになった。

 また、今季からテクニカルエリアに出て指示を出せるのは、競技規則の規定どおり「その都度ただ1人のチーム役員のみが指示を与えられる」ことになった。Jリーグでは93年の開幕当初から外国人監督が多かったこともあり、これまでは「ローカルルール」として「特定された通訳の追加的な同行」も認められていたが、今季からはその都度、監督のみ、あるいは通訳のみがテクニカルエリアに出て選手に指示を与えることになる。

(取材・文 西山紘平)

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