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[CL]バルサが敵地で先勝、10人のシティを下しベスト8へ前進

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[2.18 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 マンチェスター・C 0-2 バルセロナ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、バルセロナ(スペイン)は敵地でマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦し、FWリオネル・メッシのPKなどで2-0で勝った。第2戦はバルセロナのホームで3月12日に行われる。

 立ち上がりは互いになかなかフィニッシュまで持ち込めない拮抗した時間が続いた。ボールポゼッションではバルセロナが上回りながらも、ホームのシティは粘り強い守備から攻撃につなげていく。前半19分、DFビンセント・コンパニの縦パスからMFダビド・シルバが前を向き、スルーパス。PA内に切れ込んだFWアルバロ・ネグレドは右サイド角度のない位置から右足で狙ったが、シュートはゴール左へ外れた。

 バルセロナは前半31分、メッシがMFシャビ・エルナンデスとのワンツーから右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。直後の32分にはシャビが右足で強烈なミドルシュート。これがバルサにとって初の枠内シュートとなったが、GKジョー・ハートが確実に弾き返した。

 0-0で折り返した後半8分、ゲームが大きく動く。ドリブルで仕掛けたメッシがPA内に入ったところで後方からDFマルティン・デミチェリスのスライディングタックルが足に引っかかる。決定的な得点機会の阻止でデミチェリスは一発退場。このプレーで獲得したPKをメッシがゴール中央に決め、バルセロナがアウェーゴールにより先制に成功した。

 数的不利のうえ、1点を追う展開となったシティは後半13分、DFアレクサンダル・コラロフとMFヘスス・ナバスに代えてDFジョリーン・レスコットとMFサミル・ナスリを投入。レスコットがデミチェリスの穴を埋める形でCB、ナスリはそのまま中盤の右サイドに入り、トップ下で先発していたシルバがコラロフのいた左サイドに移る4-4-1で対応した。

 しかし、その後は10人の相手に対し、バルセロナがボールを支配する時間が続く。後半23分にはDFダニエウ・アウベスがFWアレクシス・サンチェスとのワンツーからフィニッシュまで持ち込むが、シュートはゴール左へ外れた。シティもカウンターから同点ゴールを狙い、後半32分にはDFパブロ・サバレタがワンタッチで落としたボールをシルバが右足で狙ったが、GKビクトル・バルデスがしっかりと抑えた。

 10人のシティも途中出場のFWエディン・ジェコが前線で起点となり、最後まで攻撃の姿勢を貫いた。しかし、落ち着いて反撃をかわすバルセロナは試合終了間際の後半45分、アウベスがFWネイマールとワンツーの形で右サイドから中央に切れ込み、PA内に進入。GKとの1対1から冷静にハートの股間を抜くシュートを決め、2-0とリードを広げた。試合はそのままタイムアップ。バルセロナが敵地でアウェーゴール2点を奪って先勝し、ベスト8進出へ大きく前進した。


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