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Jクラブによる6年ぶりアジア制覇へ広島、横浜FM、川崎F、C大阪の4選手が決意

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 2014Jリーグキックオフカンファレンスが21日、都内で開催され、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するサンフレッチェ広島のMF青山敏弘横浜F・マリノスのMF藤本淳吾川崎フロンターレのMF中村憲剛セレッソ大阪のFW柿谷曜一朗が出席した。

 2年連続3回目の出場となる広島だが、昨季は3分3敗と1勝も挙げられず、最下位でグループリーグ敗退。初出場だった10年大会もグループ3位で敗退しており、森保一監督は「去年、ふがいない結果に終わった。そのリベンジを果たすためにやっていきたい」と意気込む。青山も「まだグループリーグ突破を果たしていない。まずはそこを目標にして、日本のチャンピオンとして臨む大会なので、アジアで一番を目指してがんばりたい」と、まずは初の決勝トーナメント進出を目標に置いた。

 横浜FMは05年以来、9年ぶり3回目のACL出場だが、当時とは大会のレギュレーションも大きく異なる。樋口靖洋監督も「新しいチャレンジとしてタイトルを目指したい」と話しており、今季から加入した藤本は「厳しいグループだけど、まずはグループリーグを突破できるようにがんばりたい」と、昨季のアジア王者である広州恒大(中国)らと同組となったグループリーグの戦いに集中した。

 4年ぶり4回目の参戦となる川崎F。風間八宏監督にとっては初めてのアジア挑戦となるが、「私自身は初挑戦だが、クラブの経験をうまく生かしながらやっていきたい。ワクワクしている」と、開幕が待ち遠しい様子だ。初出場だった07年大会と09年大会は8強入り。中村は「ACLは何が起きてもおかしくない大会。レフェリーのジャッジやラフプレーを含めて、メンタル面やタフさが大事になる」と力説した。

 昨季、J1で4位だったC大阪は、リーグ2位の横浜FMが天皇杯で優勝したため、3年ぶり2度目となるACL出場権を獲得した。柿谷は「去年(の天皇杯で)、全力で3チームを応援した甲斐があって、今年出られるようになりました」と冗談交じりに笑うと、「日本のチームがアジアで優勝できれば素晴らしいこと」と、6年ぶりとなるJクラブによるアジア制覇を誓った。

 07年の浦和、08年のG大阪を最後に、Jリーグ勢は5年連続でACLのタイトルを逃しており、昨季は4強入りした柏を除く3チームすべてがグループリーグで姿を消した。リーグ戦との過密日程をいかに乗り越えるかも、ACLを勝ち抜く重要なポイントだ。「総力戦になる。全員が試合に出る準備をして、みんなで戦っていきたい」と意気込む柿谷は「準決勝にこの4チームが残っているように、最後は自分たちが優勝できるようにがんばっていきたい」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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