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小野伸二との対戦を語る中村憲剛「嫌だなというのが第一印象」

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する川崎フロンターレのMF中村憲剛が、グループリーグで同組となった元日本代表選手との対決に闘志を燃やした。

 川崎Fと同じH組には、MF小野伸二の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)が入った。小野は6月1日から札幌に加入するが、ACLの決勝トーナメント1回戦まではウェスタン・シドニーの選手だ。「組み合わせが決まったとき、嫌だなというのが第一印象だった」。率直な思いを語る中村は「それだけ素晴らしい選手だし、そういう選手とACLで、同じ日本人として戦えるのはうれしい」と、対戦を待ちわびた。

 4年ぶり4回目のACL参戦。前回出場した10年大会はグループ3位で敗退したが、初出場だった07年大会と09年大会は8強入りした。アジア特有の戦いとなるACLでは、過密日程や移動による負担はもちろん、アウェーの環境面やレフェリーのジャッジ、対戦相手のラフプレーなど、さまざまな要素が絡み合う。

 それでも「フロンターレは、相手に合わせることはしない監督の下でやっている」と話す中村は「まずはそれをぶつけたい。その中で、勝つために柔軟に変えるのはピッチの上の選手の判断になる」と、まずは自分たちのサッカーを貫きながら、臨機応変なプレーも意識していくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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