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カカ:「本田に必要なのは本当に少しの忍耐だけ」

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欧州カップ戦やW杯出場を信じる

 ミランMFカカがイタリアメディアのインタビューで、チームメートのMF本田圭佑に必要なものは、「少しの忍耐」だと話している。

 セリエAで9位のミランは、チャンピオンズリーグ(CL)出場ラインに勝ち点16差、ヨーロッパリーグ出場ラインと同5差になっている。カカは欧州カップ戦出場権の可能性について、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で次のように話している。

「僕は信じているよ。(クラレンス・)セードルフ監督が来てからは素晴らしいことが起きており、僕らは良い試合をして、ようやく結果もついてきている。欧州の舞台にもたどりつけるさ。監督? クラレンスはとても優秀さ。彼には彼の仕事の仕方や哲学がある。毎日ロッカールームで種をまいているよ。ただ、内容は明かさないけどね。この数試合で、僕らはその実を収穫し始めている」

「今の僕らは移行期にある。チームにとっても、クラブにとってもね。でも、屈してはいけないんだ。かつてのような素晴らしいシーズンを今後何年も過ごすためにも、追いかけていかなければいけない」

 カカ自身はまだブラジル代表として母国でのワールドカップに出ることを諦めていない。

「ミランでうまくやることだけを考えている。できるだけ多くの試合に出て、どのゲームでも調子を上げていき、それから5月5日の(ルイス・フェリペ・)スコラーリ監督の招集メンバーリストに自分の名前があるかどうかを見てみよう。僕にはトライする義務があるんだ」

 2列目の右サイドで起用されている本田は、苛立ちも見せ始めている。だがカカは、本田についてこのように述べた。

「時間を与えようよ。忍耐が必要だ。ロシアサッカーから来た彼のような選手にとって、もっとずっと戦術的なイタリアサッカーのように、完全に異なるリーグに来てすぐに決定的な存在になるのは、簡単なことじゃない。でも、彼は優れた選手だよ。本当に、少し忍耐が必要なだけさ」

 セードルフ監督やミラン下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督など、カカーのかつてのチームメートたちが指揮官となっているが、カカ本人は監督になるつもりがあるのだろうか。

「元チームメートたちが素晴らしい監督になっているのは、本当にうれしいよね。ピッポのことはうれしいよ。ヴィアレッジョ・カップの優勝にふさわしい。クラレンスは本当にうまくやっている。ほかのチームメートたちも、世界中で指揮を執っているね。でも正直、今は監督になることは考えていないよ。将来は分からないけどね」
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