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C大阪は柿谷弾で先制も、韓国王者とドロー。フォルランも途中出場

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[2.25 ACL第1節 浦項1-1C大阪 浦項]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、各地でグループリーグ第1戦を行った。3年ぶりにアジアの舞台に立ったセレッソ大阪は、アウェーで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦。前半11分にFW柿谷曜一朗のゴールで先制したC大阪だったが、後半は昨季のKリーグ王者である浦項に押し込まれる。後半16分に同点ゴールを決められたC大阪だが、その後は追加点を許さずに1-1で試合終了。アウェーで勝ち点1を手にしている。

 C大阪は4-2-3-1の布陣でACL開幕戦に臨んだ。GKにキム・ジンヒョン。最終ラインは右からDF酒本憲幸、DF藤本康太、DF山下達也、DF丸橋祐介。ドイス・ボランチにMF山口蛍とMF扇原貴宏、2列目の右にMF杉本健勇、中央に新加入のMF長谷川アーリアジャスール、左にMF南野拓実が入り、1トップを日本代表FW柿谷曜一朗が務めた。ウルグアイ代表のFWフォルランは、ベンチスタートとなった。

 立ち上がりから、最終ラインの裏をうかがっていた柿谷は、前半9分にMF杉本健勇とのパス交換から最初のシュートを放つ。これは枠を捉えられなかったが、その2分後にも再びチャンスが訪れる。中盤の低い位置にいたMF山口蛍が前線に送ったボールを受けた柿谷は、落ち着き払って対面するDFの動きを見て、ループシュートを放つ。これがゴール右上に決まり、C大阪が敵地で先制した。

 その後もテンポの良いパス回しで浦項ゴールに迫るC大阪は、攻撃から守備の切り替えも早く、浦項にチャンスらしいチャンスをつくらせない。速攻から南野が前を向いてドリブルを仕掛け、PAに入ったところで右足を振り抜いたが、シュートはDFにブロックされた。

 安定したプレーを見せていたC大阪だが、前半35分にはピンチを迎える。左サイドを突破されて、ゴール前にクロスを入れられる。これを昨季のKリーグ新人王であるFWコ・ムヨルにフリーでヘッドされたが、ボールは枠を逸れて難を逃れた。このままC大阪が1点をリードして、前半を折り返した。

 後半開始と同時に、圧力を強めて来た浦項にC大阪は押し込まれる。それでもゴール前で2CBのDF藤本康太とDF山下達也が的確なカバーリングを見せて、相手にシュートを打たせない。同10分に浦項はMFキム・テスを下げて、かつて神戸でもプレーしたFWペ・チョンスクを起用した。攻勢の浦項は16分、コ・ムヨルがPAまでボールを運ぶとMFキム・ジェソンとのパス交換がDFに引っ掛かる。しかし、このボールがペ・チョンスクの前にこぼれると、ペ・チョンスクがゴールに押し込み、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたC大阪は後半18分、南野をベンチに下げて、FWディエゴ・フォルランを投入する。しかし、勢いづく浦項の前に、なかなか前線にボールを送れない。ピッチに立ってから8分後に、ようやく中盤でボールを受けたフォルランは、ドリブルから前方の柿谷にパスを出したが、直前でDFにカットされた。

 浦項は後半31分に2人目の交代を行い、FWキム・スンデを下げて、MFイ・グァンヨクを投入する。少しずつ敵陣にボールを運ぶ回数を増やしてきたC大阪は、後半38分に右サイドから杉本が中央にドリブルで切り込みシュートしたが、枠を捉えられない。後半45分に浦項は最後の交代枠で、FWチョ・チャンホを下げて、FWシン・ヨンギュンを起用する。しかし、両チームとも終盤はフィニッシュを打てずに試合は1-1で終了した。


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