beacon

[CL]ドルトムントが敵地で4発、粘るゼニトを振り切る

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.25 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 ゼニト2-4ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は25日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、ドルトムント(ドイツ)は敵地でゼニト(ロシア)と対戦し、4-2で先勝した。アウェーゴール4点をマークし、準々決勝進出に前進した前回準優勝のドルトムント。大きなアドバンテージを持って、3月19日にホームで行われる第2戦に向かう。

 22日のブンデスリーガでは7連敗中だったハンブルガーSVに0-3で敗れたドルトムントだが、中2日でロシアに乗り込んだ一戦は最高の立ち上がりを見せた。前半4分、スルーパスに反応したMFマルコ・ロイスが後方からDFに押されながらも粘ってPA内に進入。こぼれ球をMFヘンリク・ムヒタリアンが右足で蹴り込み、先制点を奪った。

 さらに1分後の前半5分にもムヒタリアンの右クロスをMFケビン・グロスクロイツがワンタッチで落とし、ロイスが左足で追加点を奪った。電光石火の2ゴールで、リーグ戦はウィンターブレイク中のゼニトを突き放す。ゼニトは前半15分にFWアンドレイ・アルシャフィンが負傷でMFアナトリー・ティモシュチュクと交代するアクシデントにも見舞われた。

 その後は試合のペースも落ち着き、互いに決定機のないまま前半終了。2点ビハインドで後半に折り返したゼニトはFWフッキがサイドから中央にポジションを移して起点をつくり、反撃を強める。すると後半12分、FWホセ・ロンドンのシュートがポストに当たった跳ね返りをMFオレグ・シャトフが押し込み、1点を返した。

 しかし、ドルトムントもすぐに突き放す。失点から4分後の後半16分、カウンターからFWロベルト・レバンドフスキがタメをつくり、右サイドをオーバーラップしたDFウカシュ・ピシュチェクにスルーパス。ピシュチェクからワンツーの形でマイナスの折り返しを受けたレワンドフスキが右足でゴールにねじ込み、3-1と再びリードを広げた。

 激しい点の取り合いは続く。ゼニトは後半24分、PA内に切れ込んだMFビクトル・ファイズリンがピシュチェクに倒されたとしてPKを獲得。これをフッキが豪快に蹴り込み、2-3と詰め寄った。ところがドルトムントは再び失点直後の後半26分にロイスのスルーパスからレワンドフスキが自身2点目となるゴール。4-2と、みたび2点差とした。

 ゼニトは後半35分にフッキが強烈なミドルシュートを放つなど最後まで果敢にゴールを目指すが、GKロマン・バイデンフェラーが好セーブを見せ、3点目は許さない。試合はそのまま終了。ドルトムントが敵地で4ゴールを奪い、4-2で第1戦を制した。


▼関連リンク
欧州CL13-14特集

TOP