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[CL]チェルシーはアウェーゴール1点を挙げて、敵地でガラタサライとドロー

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[2.26 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 ガラタサライ1-1チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、決勝トーナメント1回戦の2試合を行い、ガラタサライ(トルコ)とチェルシー(イングランド)が対戦した。試合は前半にチェルシー、後半にガラタサライが1点ずつを取り合い、1-1で終了。3月18日にロンドンで行われる第2戦で決着をつけることとなった。

 試合は早い時間帯に動く。前半9分、チェルシーは左サイドを崩し、インナーラップしたDFセサル・アスピリクエタにMFアンドレ・シュールレからパスが通る。これを中央に折り返すと、FWフェルナンド・トーレスが右足で合わせて、ダイレクトでゴールに突き刺し、アウェーのチェルシーが1点を先行した。

 ホームのガラタサライも、一昨シーズンまでチェルシーに在籍していたFWディディエ・ドログバにボールを集めて、反撃に出る。前半27分にドログバは、ポストプレーからPA内に走り込んだMFフェリペ・メロに軸足の裏を通すパスを送った。戻ってきたMFフランク・ランパードに阻まれてシュートは打てなかったが、あわやの場面をつくる。同30分にはMFイゼト・ハイロビッチがPA外から左足でゴールを狙ったが、GKペトル・チェフに抑えられた。

 少しずつゴールに迫るガラタサライだが、試合の主導権を握っていたのはチェルシーだった。素早い帰陣で相手の攻撃を受け止め、シンプルな速攻からゴール前までボールを運び、フィニッシュに持ち込む。この流れを嫌ったガラタサライのロベルト・マンチーニ監督は、前半31分に動く。ハイロビッチをベンチに下げて、MFエクタ・クルトゥルシュを投入した。

 前半42分にはスローインの流れからガラタサライのFWブラク・ユルマズがゴールを決める。しかし、DFジョン・テリーがスローインになった際のボールをピッチ内で持っていたため、ピッチ内に同時に2つのボールがあったとして主審は得点を認めずに、テリーに遅延行為としてイエローカードを提示した。このまま前半は、1-0とチェルシーがリードして折り返した。

 後半開始と同時にガラタサライは、DFハカン・バルタを下げて、DFセミー・カヤをピッチに送り出す。後半も最初に決定機を迎えたのは、チェルシーだった。後半7分、MFエデン・アザールのスルーパスからF・トーレスがDFと競り合いながらもシュートを打ったが、GKフェルナンド・ムスレラが枠外へと弾き出した。

 後半17分にはガラタサライにビッグチャンスが訪れる。左サイドからのクロスをドログバがヘッド。折り返したボールにMFセルチュク・イナンが飛び込んだがシュートを左に外してしまう。

 攻勢のガラタサライは後半20分、MFヴェスレイ・スナイデルのCKからDFオーレリアン・シャジュが右足でボレーシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。チェルシーはMFジョン・オビ・ミケルとFWサミュエル・エトーを投入する。しかし、流れは変わらずに同29分には高い位置でボールを奪ったDFアレックス・テレスが強烈なミドルシュートを放ったが、GKチェフに阻まれた。

 ガラタサライは後半35分に最後の交代枠でドログバを下げて、FWウムト・ブルトを投入する。運動量の落ちたチェルシーからホームで勝ち越し点を挙げたいガラタサライだったが、決定機はつくれず。アディショナルタイムにMFオスカルを投入し、時間を使ったチェルシーが、1-1のまま試合を終わらせている。

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