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清水が逆転で7年ぶり開幕戦勝利!西野グランパスは黒星発進

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[3.1 J1第1節 名古屋2-3清水 豊田ス]

 2014シーズンのJ1リーグが開幕し、清水エスパルスはアウェーで名古屋グランパスに3-2で逆転勝ちした。清水の開幕戦勝利は07年以来、7年ぶり。西野朗新監督を迎えた名古屋はホームで痛恨の逆転負けを喫し、黒星発進となった。

 今オフにDF増川隆洋、DF田中隼磨、DF阿部翔平ら主力を放出した名古屋は最終ラインの顔触れが大幅に変わった。右SBは田鍋陵太、左SBは本多勇喜。CBではDF田中マルクス闘莉王と福岡大所属で特別指定選手のDF大武峻がコンビを組み、特別指定選手として初の開幕スタメンとなった。

 立ち上がりは経験の浅いDF陣が不安定さを見せた。清水は前半5分、田鍋のクリアミスを拾ったMF大前元紀が右クロス。FW長沢駿が落としたボールをMF高木俊幸が右足で流し込んだ。高木俊の先制点が今季のJリーグ第1号ゴール。名古屋は前半18分にも大武のクリアミスからピンチを招いた。

 それでも前半20分、右サイドにポジションを移していた本多がオーバーラップからゴール前にクロス。FW玉田圭司が競ったこぼれ球をFWケネディが豪快な右足ダイレクトボレーでねじ込み、1-1の同点に追いついた。同36分には左クロスをケネディが頭でそらし、闘莉王がGKの頭上を抜く技ありのヘディングシュート。今季からキャプテンに就任した闘将の今季初ゴールで2-1と逆転に成功した。

 193cmのFWノヴァコヴィッチと191cmの長沢が2トップを組む清水は後半10分にMF本田拓也、同24分にMF村田和哉を投入。流れを変えるべく、積極的に動いた。すると後半28分、大前の右CKにDF平岡康裕がヘディングで合わせ、同点ゴール。同35分には本田の右クロスからノヴァコヴィッチが右足ボレーで叩き込み、3-2と再逆転に成功した。

 名古屋は直後の後半36分、FW永井謙佑と大卒ルーキーのFW松田力を同時投入。終盤は闘莉王も前線に上がるパワープレーで同点ゴールを目指したが、そのまま2-3で敗れた。

 貴重な同点ゴールをマークした平岡は試合後のインタビューで「ここ何年間か開幕戦に勝っていなかったので、勢い付けるためにも勝ちたかった」と、7年ぶりの開幕戦勝利を素直に喜んだ。次節はホームに横浜FMを迎える。「次はホーム開幕戦。連勝できるようにがんばりたい」と意気込んでいた。


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